「春黄金花」、小花が開いて。

野良土産・小松菜・菜花。

雨雲に覆われて辺りはしっとり、春の陽気に包まれています。
アメダス、最低気温は7.4度(6:20)と高く、日中は気温が上がる予報です。
軒先の「ケイオウザクラ(啓翁桜)」、「十月桜」の花芽がぐんぐん膨らんできました。
この分だと、今月のうちに咲きそうで楽しみです。
野良土産の「小松菜・菜花」、その酢味噌和えはほろ苦く、まさに春の味覚です。
「陸羽132号」・「賢治米」、播種・育苗のために種子の塩水選をします。

霧雨が10時頃まで降って、一気に春の日が照りつけてきました。
庭のサンシュユ(山茱萸)」の冬芽が開き、そしてその中の「小花」が開き始めました。
冬芽には、小花が30個ほど詰まっているのです。

花が木全体に開くと、まさに、春の黄金のように見えます。
だから、「春黄金花(はるこがねばな)」の名で呼ばれることがあります。

『俳句歳時記』を一部引用します。
ミズキ科の落葉小高木の花で、中国・朝鮮半島が原産。
早春に黄色の小さな花が球状に集まって咲くことから春黄金花ともいう。
古くから生薬として用いられたが、現在では早春の雅趣溢れる美しさから観賞用に栽培される。秋に珊瑚のような実がなる。
枯色に山茱萸の黃の新しや (高木晴子)
茱萸にけぶる雨も黃となんぬ (水原秋櫻子)
葉が展開し始めるまで、長い期間にわたって黄色の花が楽しめます。
降水量は1ミリ、日が出始めると、ぐんぐん気温が上がります。
陽気につられて外に出ていると、頭も背中もジリジリと焼かれるような暑さです。
夕方、東の空の雲の合間から、「如月十一日」のお月さまが現れました。(18:04)

アメダス、最高気温は20.8度(13:40)、草木の芽も一気に膨らみます。