葉月二十四日。濃霧注意報、日中少しだけ晴れました。

yatsugatake2005-09-27

今年のネギも、生長が終わったようです。
夏以降は世話をせず、ほうり放しでしたが、雑草を取り除くと見事なネギが現れました。
茎も太く充実しています。画像は、その一株です。
佐久地方では、もっぱら「下仁田(しもにた)葱」が作られます。
群馬県下仁田町地方の特産物で、二百数十年の歴史があるそうです。栽培条件が合っているのでしょう。「下仁田葱下仁田におけ」といわれるように、他地区では、うまく栽培できないとされています。火山灰土はダメということですが、減反田んぼの転作が、幸いしたようです。産地では、それだけ自信を持っているのです。
別名、「殿様ネギ」と呼ばれるのは、江戸時代、大名や旗本から珍重されていたことを示す手紙が残されているからです。特有の風味と甘み、とろけるような舌触りと味わいは、ネギの中でも最高だそうです。
今年の出来がよかったのは、夏に手入れをしなかったこと、つまり多湿にしなかったことが良い結果につながったのかも知れません。
寒さに強く、霜に当てると軟らかくなるとか、何度か霜が降りてから掘り上げる予定です。
今夜は、イスチェ(YSCE)オーケストラ鑑賞に、軽井沢大賀ホールへ出かけます。