日の出前の空に、茜雲が棚引いていました。
今日は、旧暦霜月晦日、お月様はあきらめました。
月といえば、妻の実家で新聞を見ていると、「月の文化親しもう」という見出しの記事が目に入りました。（２９日付け信濃毎日新聞）
今の時期、しかも地方紙に載ることを意外に思いながら読んでみました。
お月見や旧暦に基づく風習など、暮らしの中で月に親しみ交流する集まりが各地に広がっている。古くから日本に受け継がれる「月の文化」を見直し、日常から少し離れた時間を楽しむ試みだ。と、趣旨があります。
旧暦のカレンダー「月と季節の暦」がきっかけになったとのことです。私も、以前から旧暦や、基になっている「月の動き」に興味をもっていました。旧暦カレンダーを制作し、「月の文化」復活・推進を進めているのが、著述家の志賀勝さんです。私も、ずっと愛用しており、志賀さんとも懇意にしていただいています。
全国各地「月の会」の活動は様々なようです。志賀さんは「伝統的に月は日本の文化と結び付いてきた。月のリズムを感じて、今ある時間のシステムや生活様式を見直すきっかけにしてもらいたい」と話している。と、まとめられていました。
明日は、新暦の大晦日です。奇しくも旧暦の十二月の一日です。今年最後の一ヶ月が明日から始まります。何か、ゆとりが感じられます。
旧暦の非日常性が、せわしい毎日の生活を見直すことにつながるように思われます。
