涼しい朝、晴れて午後3時に32.0度まで上がりました。

我が家の庭で、今朝、グラジオラスの花が咲き始めました。
球根は、「賢治を読む会」の女性からいただきました。
子どもの頃には、普通に見かける花でしたが、自分で育てるのはほんとうに久しぶりなことで、楽しみにしてきました。
画像は、花に近寄って撮ったものです。こんなに間近で、まじまじと観たことは初めてのことです。すると、花のつくりがなんとも複雑で興味が湧きました。
グラジオラスは、アヤメ科トウショウブ(唐菖蒲)属の球根植物です。
オランダアヤメの名もありますが、あまり使われません。
アヤメとは、花のつくりがだいぶ異なります。花は横向きで、6枚の花被片はらっぱ状に開き、上の3枚は下の3枚よりは大きいです。雌しべは、先が3裂し、雄しべが3本見えます。一番上のフリルのある花被片がよく目立つ上に、覆いかぶさるようにして、大切な雌しべや雄しべを、雨水から避けるつくりのようです。これも、造化の妙と言えるかも知れません。
月遅れのお盆の時期に咲き、品のいい花なので、「盆花」として仏前に供えられます。
黄は観音赤は仏にグラジオラス (柴田光子)