「シデコブシ」が咲きました。

yatsugatake2007-04-17

早春の花でお気に入りのシデコブシが、ようやく見ごろになりました。
この春も、蕾が膨らんだころに強い霜にやられたり、ヒヨドリなどに啄ばまれたり…。受難でした。
   「シデ」は、漢字で「幣」「垂」「四手」「紙垂」と書きます。辞書によると、神前に供する玉串・注連縄などに垂れ下げるものの意味です。花びらの形が、それを連想するからです。
因みに、「シデ」がつく植物には、「シデザクラ(ザイフリボク)」「シデシャジン」「クマシデ」「イヌシデ」などがあります。これらも、花びらが細長く縮れたり、花穂や果苞が細長く垂れたりしているからです。

苗木は、コブシを台木に接いだものです。園芸店には、「ヒメコブシ」の名で売られていることが多いです。なお、花びらに丸みがあり、花が小ぶりのものも出回っています。
次の画像は、「コブシ」の花が開き始めたところです。「コブシ」の花びらには、個体差があるようです。