梅雨空、気温が上がりませんでした。

冷んやりした朝、草木がしっとりと濡れています。
咲き始めた「トモエソウ(巴草)」が、ちょっぴり辺りを明るくしてくれています。青色のデルフィニュームの花で、彩りを添えてみました。


「トモエソウ(巴草)」をアップで撮ってみました。「巴」の名は、花弁が捩れているからです。
いつ観ても、感心してしまいます。同じオトギリソウ科のキンシバイ(金糸梅)やビヨウヤナギ(未央・美容柳)も、やはり捩れています。
同じ形質があるからこそ、同じ仲間と考えるべきなんでしょう。
柔らかい花弁が雨粒で濡れています。夕方に見たら、色素が抜けて、透き通っていました。 


ネット検索したら、興味深い記事がありました。
漢名の「連翹」、実は薬草の「オトギリソウ」のことだそうです。 「小連翹」が、「オトギリソウ」、「大連翹」が「トモエソウ」だそうです。
現在、通用しているモクセイ科の「レンギョウは、偽って売られたために、そのまま「連翹」の名前になってしまいました。
では、和名の「巴」を、英名では何と表現するんだろう?
Great St. Johnswort なるほど、大判の「西洋オトギリソウ」というわけです。