JR小海線・八ヶ岳高原線で、「甲斐小泉」へ

仲間の地域研修会、今年は地元の鉄道・JR小海線に乗って、山梨県にまで出かけました。
世界初の「ハイブリッド列車の試乗」も兼ね、「甲斐小泉」駅まで上車、山梨県北杜(ほくと)市にある平山郁夫シルクロード美術館」を見学することが、メインの目的でした。
 

画像は、JR東日本が発行した、ハイブリッド列車の解説パンフレットから引用したものです。
8月4日の「エコさくフェスタ」で、初乗りしたときは中込駅までの短い区間でしたが、今日はたっぷり2時間近くだったので、ばっちり従来型との違いを実感できました。
「状況に応じてエネルギーを効果的に使用します」のとおり、蓄電池を効果的に使うので、従来型より静かで乗り心地がよいことが、はっきりとわかりました。
「蓄電池の電気で静かに発車」とあるように、従来型のディーゼルエンジン発電による騒音が、まったくありません。
係りが用意してくれた、「佐久鉄度・小海線」の資料も、落ち着いて目を通すことができました。
大型ガラス窓にはブラインドがありません、見ると、UVカットガラスと表示があり納得しました。そのためか、草木の緑が一層美しく目に飛び込んできました。
高校時代に、通学で利用・乗車したときのヂーゼルカーとは比べ物にならない改良・進歩を実感、いい体験乗車でした。
ハイブリッドカーの仕組みとほぼ同様ですが、ディーゼルエンジンで発電する行程がある分だけ、ハイブリッド列車の方が複雑のように思いました。

平山郁夫シルクロード美術館本館・別館」では、午前10時から昼食などを挟んで午後2時半ころまでたっぷりの見学になりました。特に、学芸員(女性)の丁寧な解説をいただくとともに、当方の遠慮のない質問にも、丁寧に答えていただきました。改めて感謝申し上げます。
本館と別館の展示物の見学から、シルクロードを通じて交流した文化遺産の壮麗さ、平山郁夫先生のコレクションの素晴らしさなど、圧倒され放しでした。
曇り空のために、秀峰富士山が拝めなかったことが、残念でした。
お昼の懇親会には、小海線開通を祝って歌われた「佐久高原メロディー」、これを声高らかに歌いました。
途中に、近くの「三分一湧水」を見学し、水争いを避けた工夫、昔の人の知恵も学びました。
心満たされた、ありがたい研修の一日でした。