駒場公園に、「スミレ(菫)」が咲きました。

yatsugatake2008-04-13

今日は朝から日照がありません。
まだ、桜は蕾ですが、「花冷え」というところでしょうか。4月半ばにしては、寒い感じがします。
佐久市立中央図書館に、資料作りのために出かけました。駒場公園は、マラソン大会で賑わっていました。
今回こそはと期待していた「スミレ(菫)」の花が、1列に並んで、咲いています。
縁石の南側、敷石の隙間だから、生育には条件がいいのです。

いがりまさし解説・写真の『日本のスミレ』によると、スミレは、V.mandshurica(マンジュリカ)の種名なのである。もちろん科や属の総称として使われることも多い。
また、「側弁の基部は有毛」と、写真の解説があります。
この解説によって、「側弁が無毛」の「ノジスミレ」との区別が可能であると思われます。
しかし、「有毛」の場合もあるというから、困ってしまいます。

画像は、「ハルニレ(春楡)」の花後の様子です。
少し前、8日に観たときには、雄しべの葯がチョコレート色に見えていました。
5日目の今日、すでに葯は見えず、緑色の翼果が見え始めています。
『長野県植物誌』に、花被は4裂、雄蕊は4個。種子は翼果の上部にあり、翼の先端は明らかに凹む…と、あります。
あと1週間もすれば、緑色の翼果のかたまりが見られるでしょう。
春は、植物の生長が劇的に大きいので、感心してしまいます。