函館セミナーの二日目、充実した一日でした。

函館の浜辺で

二日目は、地元の皆さん方が多く参加されるので、会場を変えて行われます。
会場の「サン・リフレ函館(総合福祉センター)」は、港のある函館湾とは、反対側の海に面しています。
電車道、次にグリーンベルトを横切って、街のくびれが一番狭くなったところを、20分ほどかけて歩きました。海が目に入ってきました。プーンと、磯の香りが人を惹きつけます。仲間たちと、砂浜から波打ち際へと行きました。
なんと、海藻が打ち上げられています。ワカメかコンブか、分かりませんが…。
画像、土地の方が、素晴らしい笑顔を見せてくれました。また、浜辺の清掃を、ボランティアで16年間も続けていらっしゃる方に、出会いました。ほんとうに頭が下がります。
地図で確かめると、この浜辺は「立待岬」に続いているようです。
10時からの研修・講演は、次のとおりです。
天沢退二郎さんの「青森挽歌」から北へ
栗原敦さんの「函館港春夜光景」を読む

いずれも、示唆に富む内容で、大いに参考になりました。
あっという間に時間が過ぎました。
セミナーは、12時半に終わりました。記念として、宮沢賢治記念会発行:『修羅はよみがえった』を購入しました。
午後は、事前にネットで予約しておいたタクシーで、「市内めぐり4時間コース」をしました。
宮沢賢治は、北の地北海道を三度訪れています。三度目の1924年(大正13.5.19)には、花巻農学校の修学旅行で生徒を引率して、函館に着きました。童話、「或る農学生の日誌」には、津軽海峡、トラピスト、函館、五稜郭…あゝ僕は数へただけで胸が躍ると、北海道旅行への憧れを書いています。
賢治の歩いた函館は、セミナー実行委員会によると、函館駅、瓦斯会社、過燐酸工場、五稜郭函館公園函館山だそうです。
画像、五稜郭タワー(展望台高さ90m)から見た「五稜郭です。広いので、全景は入りません。さすがに迫力があります。

この日、「箱舘五稜郭祭」のメインイベント、「維新行列」が行われていました。
このほかに、啄木小公園、トラピスチヌ女子修道院五稜郭公園、石川啄木一族の墓、立待岬土方歳三最期の地、元町/ハリストス正教会、旧函館区公会堂、外人墓地などです。
画像は、土方歳三最期の地、今も花が手向けられています。

お昼抜きで、回り始めたので、立待岬売店で食べた「貝の串焼き」「揚げたジャガイモ」が美味しかったです。
それに、元町のソフトクリームも…。
ホテルに着くと、5時を回っていました。