「アカザ」が、屋根より高く育ちました。


朝、起きると久しぶりの青空です。
早くから、ミンミンゼミが鳴き始めました。
予報よりいいお天気になりそうです。
今年も、ぐんぐんと伸びた「アカザ」が、とうとう屋根を越えました。
赤い茎も、太さが径3センチ…、これで、立派な「アカザの杖」ができそうです。
毎年作っても使ったことのない「アカザの杖」は、長寿のための縁起物というところです。
浅間山の山肌も、くっきりと見えています。
ふと、「浅間縄文ミュージアム」で開催中の企画展、8月いっぱいで終わることを思い出しました。
企画展「浅間山謎の大噴火」です。思い立って、出かけることにしました。

平安時代の後期1108年の大噴火、今から900年前のことです。
一国が滅亡するほどの、カタストロフィー(大災害)であったと、古記録『中右記に刻まれています。これ以外、記録はありません。
しかし、大地を焦がした「追分火砕流」の痕は、今も歴然と残っています。
東山道や牧場など、地域社会に壊滅的な被害をもたらしたことは確かです。
その頃に流行した末法思想とも関わり、民衆の不安は大変なものだったと想像されます。
展示品、石に書いたお経が、当時の人々の気持ちを如実に物語っています。
素晴らしい企画展示でした。
涼しいので、午後は野良仕事に出かけました。
「メキャベツ」6株と、秋茄子用に「ナス」2株を植えました。
懸案の「大土手の草刈り」も、やってすっきりしました。
八ヶ岳連峰が、南端の赤岳から北端の蓼科山まで全部見渡せました。
画像は、久しぶりの蓼科山」(2530メートル)です。黒くどっしりと見えました。

夜になって、秋の虫の音が賑やかです。
昨夜から、「ツヅレサセコオロギ」が仲間入りしました。
「カタサセスソサセツヅレサセ…」哀調を帯びたこれを聞くと、秋たけなわを実感します。