「ススキ」の穂が出始めました。

早くも、「ススキ」の出穂(20.8.

ここしばらく「残暑」もなく、「秋」が進んでいるように感じられます。
先日、「ススキの出穂」を、車窓からチラッと見かけました。
今日は、観察と写真撮影のために、自転車で出かけました。
場所はすぐ近くの「佐久教育会館」の土手です。
「ススキ」は、万葉の時代に「尾花」と呼ばれ、「秋の七草の一つです。
マツヨイグサは、すでに盛りを過ぎています。

近寄ってみました。
イネ科の多年草「カヤ」とも呼ばれました。
葉や茎が、萱葺き屋根の材料に使われました。
穂がふさふさして獣の尾のように見えるので、「尾花(おばな)」の別名があります。英名は、Japanese pampas grass です。
紫色を帯びた艶のある花は、魅力的です。いずれ、接写も試みたいです。
隣の「タカノハ(鷹羽)ススキ」は、まだ穂が出ていません。

隣には、早くも「萩の花」が見ごろです。
開花時期が早い「夏萩」とも呼ばれる、「ミヤギノハギ(宮城野萩)」と思われます。
株元に、「カワラナデシコ(河原撫子)」の花が、ひっそりと咲いています。
少し離れて、「オミナエシ(女郎花)」の黄色い花も見えます。
「日本の秋」を演出しようとする、植え込みを管理する方のお気持ちが偲ばれます。
ついでに、湯川の方面に足を伸ばしました。
途中に、国の天然記念物、「岩村田ヒカリゴケ(光苔)」洞窟があります。久しぶりに覗いて見ました。

神秘的に、見事に輝いています。子どもの頃には、中に入って苔に触ることができました。
その後入り口が閉じられ、保護されています。
日本で、最初に自生が発見されたことで、天然記念物に指定されました。