「初戎・恵比寿」。そして、「大寒」入り…。

近くの「西宮神社」(21.1.20)

近くの「西宮神社に幟が立ち、紅白幕で飾られていました。昨日、野良へ出かけるときの光景です。
お祭なんだな…。さて、何のお祭だろう?
それは、「初えびす」でした。スーパーの折込チラシを見ていて分かりました。
「今年一年の収穫と繁栄を願って…」の見出しで、農業や商業の生産と利益を与えてくださる神様「えびす様」は、お正月の「初えびす」に働きに出て、11月20日に一年の稼ぎ持って戻られると言われています。今年一年間の収穫と繁栄の願いを込めて「えびす様」を送り出すのが「初えびす」です。と、説明がありました。



今朝は、暗いうちに目覚めました。
お月さまは、出ているだろうか…、空は晴れていて、お月さまが見えるだろうか…。
どてらを羽織って外に出て見ました。
残り少なくなった旧暦「十二月」、「二十五日」のお月さまが、東の空にかかっていました。
(5:54)
薄い雲を透かして、ほんのり輝いていました。


今日は、二十四節気大寒」の入り…。いよいよ寒さが底をつく季節です。
今朝7時の気温、氷点下5.2度。「大寒」にしては、冷え込みは緩みました。
あと2週間ほど、寒さを我慢すれば「立春」…。春の気が立つ…というわけです。


「初えびす」について、恥ずかしながら、この歳まで認識不足でした。そこで、佐久市志 民俗篇』をひも解いてみました。
十九日が「夕恵比寿」で、二十日には恵比寿様が稼ぎに出かけられるという。その門出のお祝いをした。と、それぞれの地域の具体的なやり方が紹介されていました。

台所の壁に貼ってある「恵比寿様」のお札です。
お正月に、ほかのお札と一緒に配布されたものです。
改めて拝むと、ご利益があるような気持ちになりました。
テレビでは、長野市西宮神社の「初えびす」の賑わいを報じていました。