恒例の「自然探索会」、楽しみました。

「タチツボスミレ」の花(21.4.2

今日は、「寒の戻り」の特異日だそうです。(信毎・夕刊、参照)
朝から、北西の冷んやりした風が吹いています。ほころび始めた「ハナカイドウ」の花も寒そうに震えています。
今日は、「佐久・賢治を読む会」恒例の「春の自然探索会」(佐久穂町曽原)当日です。
山の登り口に集合すると、駐車場の「ソメイヨシノ」の花がまだ「散り始め」の状態…、参加者22名は、大いに感激しました。昨年の会には、まだ蕾でしたから…。
始めの会を済ませ、集合写真を撮ってから、カタクリの里」に向け、意気揚々と山道を登り始めました。
画像、「タチツボスミレ」が先ず皆を出迎えてくれました。

カラマツが芽吹き、ヤマブキの花も咲き始め、林の様子が昨年とは違って感じます。
春が例年より早いので、本命の「カタクリ」の花は盛りを過ぎているだろうと、予想はしていました。でも意外に、カタクリの花が数多く見られました。
大部分の「カタクリ」は、予想通り結実し始めていました。
かたくりは/青き実となる/恋ごころ/風に吹かるる/五月の峡に/ (宮沢賢治


昨年には、まだ見られなかったヒトリシズカ」「「シロバナノエンレイシウ」は、皆の目を引きました。
 
谷川の向こうに遠く、「コブシ」の花がちらちらと。白い蝶が舞うように…。

チョウジザクラ、キジムシロ、ミヤマウグイスカグラ、ザイフリボクなど…
山の自然にどっぷり浸って、一同大満足でした。
昼食会場に移動して、テキストのシグナルとシグナレスを読みました。
本文中に、「約婚指環(エンゲーヂリング)」、つまり「環状星雲(フィッシュマウスネビュラ)」が出てきます。
会員が実際に撮影した見事な「環状星雲」の写真を見せてもらいました。これにも、一同大感激でした。
昼食も、美味しくいただきました。
その後、佐久穂町図書館の植え込みの整備を、お手伝いしました。
「ギンドロ」並木の整枝と、「トチノキ」の苗木を移植しました。
ここの「コブシ」は、花が終わり若葉が萌え出していました。

午後2時の気温、13.5度

夜になって、冷え込んできました。
「霜注意報」が出て、明日の朝は霜が降りそうです。