「半夏生」、三日連続の「大雨警報」…。

「五月二十一日」の月。(22.7.2

寝ようとしたら、すでに日付が替わっていました。
外に見たら月明かりが…。五月二十一日のお月さまです。旧暦の五月は、五月雨(さみだれ)の月…
画像は、久しぶりのお月さまです。
そして朝は冷んやり…、しばらくして日が出て、じりじり暑くなる…。今日も、午後は「夕立」になることでしょう。同じパターンのお天気が続きます。

今日は、七十二候の「半夏生(はんげしょう)」です。
「半夏」、つまりサトイモ科の「カラスビシャクが芽生え花が咲く頃から名付けられました。我が家では、まだ芽生えたばかりです。花は、だいぶ後になります。
ハンゲショウ(半化粧)」というドクダミ科の多年草があります。毎年、塀際に芽生えます。

面白いことに、葉が一部白化しています。名前は、半分化粧しているという意味です。もう1枚の葉の白斑は、板塀の隙間から日が差したために光り、葉は緑色です。
「カタシログサ(片白草)」とも呼ばれます。葉の表側の表皮のしたにある柵状組織の葉緑素が抜けるからだと言われます。近寄って、撮りました。

1年前、昨年の今日の画像もご覧ください。

『春夏秋冬 暦のことば』(岡田芳朗に興味深い記述がありました。一部引用します。
〜田植えのおわりの目安とされ、これを過ぎると減収が確実とされた。
また、この時期は湿潤で、衛生に注意しなければならないところから、「この日には天から毒が降るから井戸に蓋をせよ」とか、「この日の水を飲むな」という俗信があり、禁欲や精進をする日とされた。〜

また、スーパーの売り出しちらしには、半夏生には蛸を食べる習慣がある」と、あります。
この日に「田に植えた稲の苗が蛸の足のように広がってしっかりと根付き豊作になるように」との願いを込めて食べるのです。なお、讃岐地方では「うどんの日」、福井県では、「焼き鯖」を食べるそうです。
我が家では、そうとは知らずに「鯖のみりん干し」をいただきました。
残念、蛸を食べ損なってしまいました。