高原は、秋たけなわ…。

真っ赤に紅葉した「ツリバナ」(JR野辺

10月に入ってから最初の休日。
天気予報では、「今日は好天気、明日は崩れる…」とのことです。
久しぶりに、野辺山高原方面に出かけました。標高、1,300m超の高原だから、「秋」は進んでいると思われます。
画像、JR野辺山駅前で一休み、真っ赤に紅葉した「ツリバナ」に目を奪われました。
眼前に、八ヶ岳連峰が迫ります。より良いビューポイントを探してさらに山手に車を走らせると、素晴らしい展望台にたどり着きました。

展望台・駐車場には、「平沢峠」とありました。
なお、興味深い説明板、ナウマンフォッサマグナを発想した地」がありました。

壮大な眺めから、マクロな地形を発想する…、やっぱり並みの学者ではありません。凄いです。
初めての・未知の山道に迷い込んでしまいました。眼下に、若者に人気の清里(きよさと)とおぼしき街が見えます。それを信じて坂道を下ると、ナビが「山梨県に入りました」と告げました。ようやく、馴染みの141号につながりました。
JR線路の最高地点1,375m、その名も「最高地点」で昼食をとりました。
それから、今日のお目当て、南牧村ヤマナシ(山梨)の木」ウォッチングをしました。残念、梢には葉が見えず…。実が着いた形跡はありません。

国道脇のヤマナシの木の下に、落ちた実を見つけることができました。

路上に落ちた実は車に踏まれて無惨、草の中から何個か拾いました。
鼻を近づけると、甘い香りがしました。
こうするといつも、宮沢賢治の童話「やまなし」が思い起こされるのです。

しかし、この木も幹が傷み始めています。
いつまでも、花が咲き実を着け続けてほしいです。

拾い集めたヤマナシの実を、家に戻って撮りました。
大きさは、大きな物で径2.5㎝ほどです。
齧って食べるほどの大きさではないので、ホワイトリカーに漬けて、果実酒にはなりそうです。


その後、まだ時間がありそうなので、紅葉の名所「白駒の池」を目指しました。駐車場で尋ねると「一週間遅れ」とのこと。
原始林の山道を満喫、湖畔にたどり着きました。夕日に照らされて、なんとか紅葉は及第点でした。

あと一週間後が見頃か、湖畔のカメラマンたちも口々に残念がり、明日の朝に期待をかけていました。

帰宅してトリップメーターを見ると162㎞。高原の楽しいドライブでした。