穏やかな「大晦日、仕事が捗りました。

宮沢賢治、「二十六夜」最後の情景。(

「十一月二十六日」、月を観ようと4時に起き出しました。「十六夜待」のお月さまです。
画像、宮沢賢治の「二十六夜」、最後の夜の情景です。(白木健一:「お月さまの姿と賢治童話群」より)
頭の上には、北斗七星から「春の大曲線」が伸びて、牛飼い座の「アークチュルス」が輝いています。西空には、ふたご座がすくっと立ち上がっています。
お月さまは、まだ東の空に昇ったばかりでした。(4:10)

民間信仰とも言える「二十六夜待」、早朝に昇るこのお月さまを一晩中待って、その出現を拝する…。
月光に阿弥陀仏・観音・勢至の三尊が姿を現すと言い伝えられているという。現代人にとっては、このような「月待ち」は、理解されないんですが…。

今日で終わる今年、お世話になったカレンダーを外して、新年のカレンダーに張り替えました。それぞれの部屋に相応しいものを掲げていると、新年の暮らしが目に浮かんでくる想いがしました。
今度で6年目、平山郁夫画伯による「シルクロード」のカレンダーも飾りました。
2011年は、アナトリア高原を通り、ボスボラス海峡を越え、シルクロードの西の終着点ローマへ。」6枚の絵です。
表紙は、「パルミラ遺跡を行く・夜」です。

長崎や熊本で積雪…。予報では、「年末寒波」を報じていました。
でも、佐久の地は曇り空ながら、さほどではありませんでした。
縁側に置かれた物を、そのままビニールハウスに移して、泥縄風に片付けました。
気になっていた洗面器(陶器)に着いた水垢です。強力な「ダイヤモンドパッド」なるもので擦りました。90点の仕上がりでした。

これで、今年の暮らしは終わりです。すべては、除夜の鐘にお任せします。