「佐久の季節便り」、雨雲に、月も星も見えず…。

ラジオ・「今日は何の日」で、「昭和の三陸津波の大被害が報じられました。

昭和8年・1933年といえば、宮沢賢治がその年の9月に亡くなった因縁の年です。

因縁というのは、賢治が生まれた年にも、「明治の三陸津波が起きていたのです。

偶然にも、生まれた年と亡くなった年に、賢治の郷里・「岩手県を襲ったという、まさに、災害の宿命を背負った人生だったと言えそうです。

アメダス、最低気温は氷点下1.8度(6:00)、午後にかけて雨の予報です。

 

外に出たのは5時半、昨朝と同時刻…。

残念!空は雨雲の覆われていて、期待の「二十六夜待」のお月さまも、金星も土星見えません。

せめてもの慰めに、賢治童話「二十六夜」のあらすじを記します。

 六月二十四日の夜、梟の坊さんが「疾翔大力、爾迦夷に告げて曰く」と梟鵄守護章の講釈をしていた。疾翔大力は鳥の中から身を捨て発願した捨身成仏である。次の日、穂吉が人間に捕まり、その翌日、足を折られて放り出された。梟たちは仇を打とうと言うが、坊さんんは「みな自らがもとなのぢゃ」と戒める。

 二十六夜の月が出て、金色の立派な人が三人立った。捨身菩薩の手が伸びる。穂吉は、かすかにわらったまま、息をつかなくなった。

土星については、昨日のウェザーニュースを借用させていただきます。

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午前中、上の城区・公民館主催の「人権学習会」に出席してきました。

人権については、近年非常に多様になり、毎年の学習が欠かせません。

今回は特に、子どもの人権について、大人としての責任の大切さを学びました。

 

帰宅時には予報通りの雨模様、底冷えがします。

庭先の早春の花・「マンサク(満作・万作)」冬芽がほころび始めました。

おもちゃの「吹き戻し」よろしく、ちょっぴり吹き出されています。

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野鳥たちは、ヒヨドリツグミ、シメ、ジョウビタキ、スズメ、シジュウカラとオンパレードです。

 

一日中、いわゆる「雨風(あまっかぜ)」・東北東の風が吹いています。

最大風速は、東北東の風3.4m(14:10)でした。

小雨は降ったり止んだり、これで夜間に雪にならなければ、ありがたいんですが。

アメダス、最高気温は7.5度(12:34)、寒い一日でした。