早くから「台風4号」の接近が報じられていました。今朝は湿っぽい東風、方言で言う雨風(あまっかぜ)が吹いて、早くも影響が感じられました。
画像、台風4号の予報円を見ると、列島直撃です。6月の列島上陸は、8年ぶりとか…。
今日は6月のFm放送日、午後は長野市での会議出席と、忙しい日になります。
放送タイトルは、水周りを好む、「ユキノタ」
(1)薬用としてもたらされた植物。
中国原産の耐寒性常緑多年草
山の水気の多い岩の上に群生
人家の井戸や池の石垣の水気のある所
(2)和名、漢名、方言、呼び名いろいろ。
◯ 漢字:「雪の下」
降る雪、その下でも枯れない植物
◯ 白い舌状の花弁を、「雪の舌」
◯ 漢名:虎耳草(こじそう)
斑模様、有毛の丸葉
◯ 矢を入れ背負う「靭(ゆき)の蓋(舌)」
◯ 学名:Saxiflaga stolonifera
石を砕く(結石を溶かす)匍枝を持つ
(3)種子がなく、走出枝(匍匐枝)で繁殖。
花弁は5枚(上の3弁は小さく、
下の2弁は長く垂れ下がる)
近縁種に、人字草、大文字草
「匍匐枝」とも呼ばれる繁殖用器官で、
殖えるクローン植物
イチゴの場合は、「ランナー」
(4)季語(夏)、鴨足草・虎耳草
いずれも、「ゆきのした」と読む
下の花弁は2枚は長さが異なり、
鴨の足のように見える
長き根に秋風を待つ鴨足草(高浜虚子)
遠雷の大きく一つ鴨足草(星の立子)
(5)薬用・食用。『佐久の薬草』参照
生薬名:虎耳草(こじそう)
薬効:消炎、利尿、解熱
◯ 民間薬:幼児のひきつけや火傷の
治療に用いられた
中耳炎:葉の汁を数滴、耳孔に
腫れ物:葉を火にかざし、貼る
◯ おいしい食べ方
特に若葉の天プラがおいしい。
衣を葉の裏面だけにつけて揚げると、
葉の模様が残って美しい。
午後の会議のために、新幹線を利用しました。佐久平から長野まで、所要時間は20分…。
長野駅に降り立つと、梅雨空の中で「シナノキ(科の木)」が良い香りを漂わせていました。見上げると、花が咲いていました。
高級な蜜源樹であることが、納得されました。
会議が終わって、しなの鉄道、JR小海線で岩村田駅に到着。ちょうど雨が降り始めました。持参の傘が役に立ちました。
テレビは、台風関係の情報でした。
長野県・佐久地方、台風直撃は久ぶりのことでした。大雨警報、強風・洪水・雷注意報などが出されました。
夜11時を回り、台風が長野県をちょうど通る頃、意外なことに風が止みました。すわ台風の目か…。のんきなことを話しているうちに、「現在、台風は群馬県高崎市に…」の放送がありました。なんだかあっけなく通り過ぎたようでした。
後2分で、日付が替ります。