冷たい北西の風、「真冬日」でした。

氷柱が、朝日に輝く。(25.1.18)

厳しい寒波、最低気温は氷点下11.2度(4時)、氷点下二桁の朝が続きます。予想最高気温は、氷点下1度(マイナス2度)。「真冬日」の予報です。
画像、チャボヒバの木に積もった雪から「つらら(氷柱)」が下がり、朝日に輝いています。真冬、自然の造形です。

「つらら(氷柱)」と言えば、もの凄いスケールの氷柱が、東北・花巻に存在します。
『巨大氷柱 たろし滝』の編・著者が、その本を送って下さいました。
表紙カバーに、4枚の、巨大氷柱の写真があります。年ごとに、その太さが異なるのです。

帯封には、滝の太さの測定について書かれています。

「たろし、って何ですか?」
よく聞かれる質問である。
「垂氷(たるひ)の方言です。
と、私は答えている。

つまり、つららのことだ。

私の父、亮一も宮澤賢治に学んだ一人だった。父は私に、「稲作に取り組む際には、常に天候の推移に最大の関心を寄せていなければならないと、賢治から言われていたものだ」と語っていた。
滝の太さを測定することで、その年の豊凶を占う…というわけです。諏訪湖の「御神渡り」を観測して、豊凶を占うことにも共通すると思われます。
達増拓也岩手県知事が、巻頭辞で述べています。
…「たろし滝」は、その環境的な価値に加え、地域づくりや文化的面でも、まさに「岩手の宝」というべきものであります。…
…「たろし滝」を守り、長年にわたり皆様が取り組まれてきたことは、今、復興のために求められている「地域の底力」と「つながりの力」そのものであると確信しております。…
氷柱測定に集う人々の願いとその記録 、じっくり読んで、その精神・情熱に触れたいと思います。

日差しがあるので、日の当たる路面の雪はシャーベット状に融けますが、日陰は、サラサラの粉雪のままです。
午後から、冷たい北西の風が吹き荒れました。粉雪が吹き飛ばされます。
テレビで、北海道・名寄の「サンピラー(太陽柱)」が放映されました。
ダイヤモンドダストと日光による現象でしょうか…。

今日は、最高気温が氷点下1.8度、やっぱり真冬日でした。
「師走七日」のお月さまが、天頂にかかりました。
お月さまも、大自然の中では氷柱から落ちる雫のようにしか見えませんね。(15:46)

(17:08)

「低温注意報」が出て、明日の朝も厳しい冷え込みになりそうです。