「五郎兵衛田んぼ」は、一面の雪原でした。

朝日が、軒先の氷柱を照らす。(25.1.19

風が弱く、「放射冷却による冷え込み」でした。
アメダス、最低気温は氷点下13.1度(7時)と、日の出直前に最低を記録しています。
軽井沢より低い気温は、長野県内でも最低でした。
画像、「軒の氷柱」や「屋根の積雪」を、朝日が照らしています。

日差しはあっても、気温はなかなか上がりません。
お昼頃は、まだ氷点下の気温でした。
午後は、第7回わがまち佐久・市民講座「佐久を歩く」佐久市交流文化館浅科(穂の香ホール)に出掛け、聴講しました。
講師は山本文彦氏(洋画家、筑波大学名誉教授)
戦時中、浅科(当時は南御牧村)の地に疎開高校まで過ごしたご縁によるものでした。
現在は、浅科地区絵画教室の講師をされておられます。

本題に入る前に、疎開当時のことを話されました。
子どもたちが白いシャツで、平気で飛行機を見上げていた…。実に不思議な光景だった。東京では、飛行機を見たらすぐに逃げるという訓練ばかりであったから…。
講座の趣旨は、佐久の内から見た「佐久」、佐久の外から見た「佐久」、「佐久」の特徴、「佐久」として誇れるもの、「佐久」について日ごろ感じていることを発表し、市民が自身をもって「佐久」を紹介でき、全国に誇れる特色あるまちづくりを考える契機とする。
先ず、ご自分の作品を紹介しながら、絵画制作の考え方を話されました。
自然の草木や石ころと生き物(動物、人間)とが融合されて、画面が構成されている…。印象的な画風でした。
演題「佐久を歩く」。
佐久の自然や集落、建物など、画家の目で見た面白さを話されました。
日ごろ、当たり前の物として見ていた風景が、なるほどそう言われてみれば…。
田口の「五稜郭、知らない人が多いのではないか…?
星形の角には砲台が築かれること、真っ正面から見ると、人の口のように見える…。見事な石積みの技術…。
これで、絵が描けそうだ…。
彫刻家「川村吾蔵」の業績は素晴らしい。荻原守衛(碌山)ほどには、人々は知らない…。
確かに言われた通りです。もっと佐久市民は、誇りにしてもいいはずです。
新海三社神社、貞祥寺の三重の塔の見事さ…。
家の近くでいつも見ている、懸崖造りの「鼻顔稲荷神社」。招魂社の台地・森…。改めて見ると、確かに絵になるなー。ご指摘される通りだと思いました。
自分で気づいたら、紹介・発信せよ!!
帰路、銘柄米「五郎兵衛米」を産する「五郎兵衛田んぼ」を突っ切りました。
一面の雪原の向こうに、浅間連峰」の全貌が見えました。

道路正面には、上(群馬)信(長野)国境の山々が迫ります。
中央に、荒船山」が大きな船形を見せています。


どれもこれも、やっぱり絵になるなー。
帰宅して間もなく、「師走八日・上弦」のお月さまが、天頂にかかりました。(17:12)

アメダス、最高気温は2.0度(15時)、ようやくプラスの気温になりました。
しかし、「低温注意報」が出されました。
明日からは、いよいよ「大寒」に入ります。