「陸羽132号」種子が発芽、三月二日の細い月。

デザートは、「ふくおか・あまおう」

朝は濃霧で、浅間連峰は、雲に覆われて見えません。
アメダス、氷点下1.5度(1:10)、日中は晴れて気温が上がる予報です。
昨日の残りご飯で朝食、岩手県産・銀河のしずく」は、冷えても食味が良いことが分かりました。
デザートは、孫娘が残しておいてくれた、「ふくおか・あまおう」です。
ネーミングのわけは、「あまい、おきい、まい」からとか…。
玄関先の地面に、「アオキ(青木)」の赤い実が落ちています。
見上げると無残な姿、餌不足に困った野鳥の仕業のようです。
お口に合ったらどうぞ召し上がれ、鳥よけ対策はありませんから…。

新聞整理をしていたら、昨日付け読売新聞コラム・たのしい方言に「たるひ・つらら」がありました。
宮城県でも使うよ。「たろし」と言う人もいるんだって。つららができる季節も、もう終わりかな。(以下略)

「たろし」という言葉は、『巨大氷柱 たろし滝』を、以前、編・著者の板垣 寛さんからいただいており、承知していました。
先日、賢治学会・春季セミナーで、ご講演をいただき、面会しお話したばかりです。
今シーズンは、大きな氷柱にならなかったそうです。
氷柱の大きさは、諏訪湖御神渡りの出現とも相関関係にあるとか…。
御神渡りは今シーズンは出現せず、冷え込みが続かなかったことになります。
本の帯に、寒中のたろし滝の太さで その年の豊凶を占う、岩手の風物詩
宮沢賢治の教えから氷柱の測定は始まった。これまでの最大は8m。
しかし測定不能の年も。38年間の記録から見えてくるものは何か?(以下略)
改めて、本の内容を読むことにします。
午後から、予報どおり晴れて気温が上がり始めました。
20日に水に浸けた「陸羽132号」の種子が発芽を始めました。

さて、今夕のお目当ては、「三月二日」の細い「二日月」です。
日の入り時刻18:07(長野)と月の入り時刻19:21(長野)の間隔から、19
時少し前に見当をつけ、西空に目を凝らしました。
意外に早く、18:40には西空低くに、細いお月さまが観えました。

ベランダから降り外で観ると、もうすぐ家並みに隠れるところでした。(18:44)

アメダス、最高気温は12.1度(15:30)、明日は、気温がもっと上がり「春本番」との予報です。
 ブログを書いた後、NHKテレビ「新横綱稀勢の里 激闘15日間」を視聴しました。
今日の読売新聞・スポーツ欄の見出し 「稀勢 並外れた鈍感力」
この記事を読み直し、引用しないわけにはいきません。
 横綱には「忍耐」や「気迫」を超越した姿を見せる瞬間がある。大相撲の2001年夏場所、右膝に大けがをした貴乃花武蔵丸を投げ捨てた時の「鬼の形相」は特筆ものだ。今場所、逆転優勝を飾った新横綱稀勢の里も、日馬富士に寄り倒されて負傷した13日目の苦悶の表情は、記憶に深く刻み込まれよう。(中略)
 立ち合いの衝撃力は1トンとも2トンともいわれる。けがによる痛み、恐怖、力士生命の危機感ー。すべてをのみ込んだ横綱は体と心の中に、「これ以上は受け入れられない」という線を引き、出場の可否を判断する。限界を示す赤い線をどこに引くか、その深さが器量である。ただ、貴乃花稀勢の里も、迫り来る危機に、「どこまで耐えられるか」という基準は持ち合わせていないだろう。
 危機にどこまで鈍感でいられるかという葛藤だ。言い換えれば「並外れた鈍感力」。この力が強い横綱ほど、より心の奥深くに赤い線が引ける。2人の日本人横綱が我々に驚きと感動を与え、自らの人生をドラマチックに生きていく力でもある。「大けが=休場」という規則があったなら、彼らの苦しみは半減しよう。しかし、それがないから、世間は横綱の言動を注視する。
 痛めた左肩に賜杯を抱いた稀勢の里。2場所連続のあふれる涙で銀の杯をを濡らし、世間の注視に見事に応えた。(編集委員 三木修司)