最高気温が0.3度、低温注意報が出ています。

長野県内(7:50の気温)の冷え込み。(25

強い寒気、乾い晴天…」と、気象予報士が告げています。
2月もあと三日…。この厳しい寒さはいつまで続くのでしょう。
アメダス、今朝の最低気温は11.5度(6時)。早朝に「静穏」の表示があるので、放射冷却による低温です。軽井沢では氷点下15度以下だそうです。
画像、テレビ画面(7:50の気温)、長野県内はどの観測地点も氷点下の厳しい冷え込みです。
長野市の会議に出張しました。高速バスの道中、路面は白々と塩カルが浮き上がっていました。
長野市に入ると、飯縄山や遠く信越国境方面の山々は、すっかり雪雲に覆われていました。この様子では、JR飯山線は、通常の運行は難しいだろうと思われました。
ずっと以前の若い頃、飯山に出向いた時のこと、途中の駅で長い時間待たされたことがありました。何とそれは、線路に落ちた雪を取り除くためでした。また、当日、長野には雪がなく革靴で出掛けていました。ところが、路面に雪がある飯山の街で、滑っては転び滑っては転んだ苦い経験をしました。認識不足も甚だしい、恥ずかしい体験でした。
駅前の土産店で「やしょうま」の文字の目が止まりました。
子どもの頃の懐かしい食べ物なので、会議が終わってから買い求めました。

やしょうまのいわれ[やしょうまの日三月十五日]
お釈迦様のお弟子さんで《やしょ》と呼ばれる方が米粉を使った滋養食を造られました。お釈迦様が、最後に食された際、『やしょ、うまかったぞ』とおっしゃって亡くなられたと、ここ北信地方で語り継がれております。

「やしょうま」を電子辞書で調べると、ヤショーダラー⇒耶輸陀羅(やしゅだら)がありました。
これも一部を引用します。

出家以前の釈尊の妃の名。〜南方仏教の聖典にはほとんど伝えられていないといってよいほどで、北方所伝の聖典には種々な名で伝えられている。したがって、釈尊の妃の名は、はっきり伝えられていないというべきである。

釈尊の弟子ではなくお妃の方が面白いな…と、小生は以前から思っていました。
広辞苑』には、「やしょうま」[痩馬]がありました。

2月15日の涅槃会(ねはんえ)の供物。米の粉または小麦粉でだんごを製し、その手で握った形が馬に似ているところからいう。やせうま

子どもの頃、ご近所に「やしょうま」をいただきに行くという、風習がありました。「やしょうま引き」といって、子どもにとっては、よその家を訪れる、人生初の貴重な生活体だったのです。
緊張し嬉しかった初体験、その日のことを今も鮮明に覚えています。
今夜、食べてみると、ずいぶん柔らかい食感でした。
子どもの頃には、もっと固い粉っぽさがあったように記憶しています。塩気もきつかったと思います。
今夜のお月さまは「正月十六日」の月。帰りのバスの車窓、山の端に昇ったばかりでした。(17:40)
帰宅して、すぐに撮りました。左下がまだやや欠けて見えます。(17:50)

アメダス、最高気温は0.3度(15時)。辛うじて、真冬日は免れました。
佐久地方に「低温注意報」が出て、明日の朝もまた冷え込みそうです。
関東甲信越、明日の天気予報のテレビ画面です。