「賢治を読む会」、9月例会でした。

秋の日に、「メドハギ」の花。(25.9.11

どんより曇り空に霧がかかって、昨日と同様な空模様の朝を迎えました。
アメダス、最低気温は17.3度(4時)、予想最高気温は26度)プラス1度)
二十四節気「白露」に相応しく、確実に涼しくなっています。
「賢治を読む会」9月例会で、佐久市立中央図書館に出掛けました。
近くの幼稚園庭から、運動会練習の元気な声が聞こえてきます。
空が晴れて秋の日が差し始め、駐車場脇の植え込みに、「メドハギ」と思われる花が咲いています。
玄関先のバケツ稲・「陸羽132号(賢治米)」の穂が、熟れて垂れています。

二十四節気「白露」第一候:草露白 
いつものように、季節の暦から話し始めました。
そして、9月と言えば、9月21日の「賢治忌」です。
辞世の2首、を改めて味わいます。
方十里稗貫のみかも稲熟れてみ祭り三日そらはれわたる
病(いたつき)のゆゑにも朽ちんいのいちなりみのりに棄てばうれしからまし
7月例会に読んだ「種山ヶ原」の「原体剣舞連」、『春と修羅』にある全文を、CD『宮沢賢治詩集』(新潮社)の朗読(佐藤慶さん)で聴きました。
テキストで、「気のいい火山弾」を輪読しました。
解説本の作品評に、「〜デクノボウ像を描いた童話として、「虔十公園林」と並べて論じる論文が現在に至まで連綿として続いており、この作品の位置づけはほぼ定説化していると言って良い…」とあります。
子どもたちが読んでしっかり理解したら、「いじめ」問題なんて起らないだろう…。皆で話し合いました。
会員が、昨日の信毎記事、ロジャー・パルバースさん寄稿文のコピーを持参してくれました。
「現代に生きる宮沢賢治」 「お互いのつながり」知る重要性と見出しがあります。じっくり読んでみます。 
会の終わりに、今の季節、野草類の種子採り・株分け・秋播きなどの好機であることを確認し合いました。
午後は、荒れた庭木類の整枝作業を進め、その後「ひろば」へ出かけました。
夜は雲が厚く、お月さまは隠れてしまいました。
アメダス、最高気温は24.1度(12時)、午後は寒いほどの風が吹きました。