「せつぶんそう(節分草)」の群生地へ。

池のふちに、赤い山茶花の花。

お宿で、6時に目覚めました。
風も弱く冷え込みも感じない、春らしい陽気の朝です。
朝風呂に出かけました。大浴場から露天風呂も…。
池のふちに、赤い「サザンカ山茶花)」の花、趣が感じられました。
ホテルを出て、千曲市天然記念物「セツブンソウ(節分草)」群生地に向かいました。
テレビや新聞で報道されて、今回が絶好のチャンスでした。

麓に駐車して、しっとり濡れた山道を登ること20分ほど、来園者で賑わう群生地に着きました。

案内人説明ももどかしく、節分草に初のご対面…。
第一印象は、意外なほど小さく可愛らしいことと、群生地が広いことでした。

山の高い方まで、広がっています。

改めて近寄って、IXYでマクロ撮影を試みました。

案内人たちは仲間と懇意にしている方で、整備のご苦心などをお聴きし、歓談しました。
花びらのように見えるのは、萼片であるとか、複雑な花のつくりを説明してくださいました。

同じキンポウゲ科の「アズマイチゲ(東一華)」とよく似ています。
「節分」の名のとおり早咲きの植物で、「スプリング・エフェメラル(春の儚いもの)」の仲間と考えられることを、皆さんに話しました。
「儚いもの」どころか、実は「強(したた)かもの」なんですよ。
観賞を堪能し、来シーズンも訪問したいと伝えて、山を下りました。
道のわきに植えられた「ヤマアジサイ」?に小袋が取り付けられています。

木酢液を染み込ませたもので、やっぱり害獣除けだそうです。
帰宅すると午後1時過ぎ、佐久の地もぽかぽか陽気でした。
確か、信教出版の理科教科書4年に載っていたはず…。
はってん教材・しりょう 「スプリングエフェメラル」(春植物)です。

今回のOB会、満ち足りたものになりました。
佐久市アメダス、最高気温は15.0度(12:00)でした。
明日は、一段と春めく予報です。