「シュウカイドウ(秋海棠)」の実が垂れ下がり…。

「シナノドルチェ」リンゴ。

今朝も冷んやりと、秋が深まる感じがします。
アメダス、最低気温が14.4度(1:30)、とうとう15度を下回りました。
新聞折込みスーパーのチラシには、収穫期を迎えた順に、信州リンゴが登場します。
今回は「シナノドルチェ」です。
画像は、買ったもので、まだら模様が気になりますが…。
「甘みと酸味のバランスが良く、果汁がたっぷりの長野県生まれのりんごです。」と紹介されています。
イタリア語dolceは甘美、英語のスイートに相当。と、あります。
今、家の周りは「シュウカイドウ(秋海棠)」が見頃、三角形の実が垂れ下がり、完熟近しです。
上方、黄色の玉が付いているのが、雄花です。

昨日、この写真を撮ったら時を同じく、読売新聞日曜版コラム「はな図鑑」に、シュウカイドウが載りました。

シュウカイドウ(秋海棠)は中国原産で、江戸時代に日本に入ってきました。
ベゴニアの仲間ですが、バラ科のカイドウに花が似ていて、秋に咲くことからこの名がついています。
下向きに垂れて咲く淡紅色の花を、松尾芭蕉は俳句の中でスイカの色にたとえました。
透明感のある、みずみずしい色合いだと思います。(以下略)
興味深いことは、芭蕉がスイカにたとえたことです。
ネット検索で、「秋海棠西瓜の色に咲きにけり」を知りました。
作句は、元禄4年初秋、元禄7年説もある。上方での句。
〜ところで西瓜も秋海棠も日本古来の植物ではない。江戸時代初期に渡来した。
秋海棠は寛永年間(1630年代)に中国から、アフリカ原産の西瓜も慶安年間(1650年代」に中国から帰化した植物だと言われている。
歴史を知らなければ、何の変哲もない句だが、実はこの句が作られた1690年頃にはまだ市井に定着していない二つの植物名を上げているので、句そのものが非常に斬新でハイカラなものであったことを忘れてはならないのである。
なるほど、なるほど。
スーパーの棚に並んだカット西瓜…、その色から秋海棠の花に結びつけるには、残念ながらちょっぴり無理がありました。
夕方、「ひろば・賢治ガーデン」へ…。
やっぱり家族連れはなく、少年がスケボーで遊んでいました。
来シーズン用の花壇に土を掘り起こしていると、歩道を行く若い女性が「ご苦労さまです。」と、声を掛けてくれました。
関心を持ってくれたことが、ありがたいですね。

「山の小径」、入り口を覆っていた「ホウキグサ(箒草)」と「アオジソ(青紫蘇)」を整理したので、通りやすくなりました。

賢治作品・「注文の多い料理店」流に、「どなたもどうかお入りください。
アメダス、最高気温は23.1度(12:30)、暑さは全然感じませんでした。