「カタクリ(片栗)」の花、「蜜標」と「子房」も見えて…。

春の微風に揺れる、「カタクリ(片栗)

雨上がり、辺りはしっとり気持ちの良い朝です。
アメダス、最低気温は8.2度(4:50)、曇り空も午後には晴れる予報です。
しばらくすると、カタクリの花びらは反り返り、春のそよ風に揺れています。

ジュウガツザクラ(十月桜)」が、八重咲きの可愛い花を見せています。

マメザクラとエドヒガンの交雑種・「彼岸桜の一品種」、小木で枝補足、花は小形で白色または淡紅色、多少八重となる。
10月頃から開花し始め4月まで、冬中も少しずつ咲く。
「四季桜」の名もあるようです。
鏡を使って、「カタクリ(片栗)」の花の内側を観察しました。

期待通り、花の内側、花びらに描かれた「蜜標」、雌しべ、緑色の子房が見えました。

これで、受粉ができれば結実へと進みます。
明日には、他花同士で人工授粉を、試すことにします。
午後は、先ず「ひろば・賢治ガーデン」へ出かけました。
入り口すぐに「クサボケ(草木瓜)」が、懐かしい、淡い朱赤色の花を咲かせました。

近年、ほとんど見かけなくなってしまい、残念です。
子どもの頃、「地梨(ぢなし)と呼んで、土手などから取って持ち帰りました。
すると、親から「家が火事になるよ。」と窘められました。
こんな体験を、当時の子どもらはみんな持っていました。
そして、そんなはずはないのに、かなり大きくなるまで信じていたものでした。
日頃から、「火の用心」の大切さを教えていたんですね。
小径を少し登ると、「ボケ(木瓜」が、鮮紅色の花を開き始めていました。

「草木瓜」と「木瓜」について、4月のFm放送で紹介する予定です。
先日、移植した「ウワミズザクラ」は、葉が展開し始めていて一安心です。
イカリソウ(錨草)」は、芽吹いたとたんに花を咲かせました。
日が伸びたので、野良回りに…、畑では、ジャガイモの畝立て…。
「小松菜」の菜花、「ウド(独活)」の芽を、野良土産に戻りました。
アメダス、最高気温は、16.9度(13:40)でした。
今日、4月8日は「灌仏会花まつり」です。
妻が、「ヒガンザクラ(彼岸桜)が咲いたよ。」と、知らせてくれました。
庭の片隅で、気づかないうちに、ひっそりと咲いていました。
やはり、桜の開花は、一週間ほど早いようです。