「史跡からたどる佐久の3万年」、講演会。

梅雨の雨が似合う、「ドクダミ」。

早朝、雨音で何度も目覚めました。
それでも7時には雨は上がり、辺りはしっとりとした佇まいです。
ドクダミ」の花は、梅雨(つゆ)がよく似合います。
昨夜のうちに開いた「オオマツヨイグサ(大待宵草)」の花、雨に打たれて萎んでいます。

大振りな花が、萎んでいます。

朝日が一瞬、雨に濡れた「アオキ(青木)」の葉に、煌めきました。

昨夜から降り出した雨は10ミリ超、昨日、水が浸いた田んぼが心配で行ってみました。
見ると、溝にたまった水は確実に減っているようで、ひと安心しました。

朝食を済ませて、佐久教育会館へ急ぎました。
総会、そして伝統文化講演会、「史跡からたどる佐久の3万年」です。
講師は、長野県埋蔵文化センター主任調査研究員の櫻井秀雄先生です。
1 先ず、史跡とは?「歴史の舞台となった場所」が遺跡。史跡はその代表するもの。
(以下、興味関心のあったものを略記します」
2 旧石器時代 3万5千年前〜約1万2千年 
・矢出川遺跡(国史跡・南牧村
・下茂内遺跡出土品(県宝・佐久市 県立歴史館蔵)
3 縄文時代 約1万2千年前〜約2,300年前
・栃原岩陰遺跡(国史跡・北相木村
縄文時代早期の人骨が出土


この遺跡は、現地見学したので印象的に覚えており、関心があります。
・大深山遺跡(国史跡・川上村)
ここも、現地見学しました。
4 弥生時代古墳時代
三河田大塚古墳(県史跡・佐久市) 
5 奈良・平安時代
・御牧ヶ原の野馬除(市史跡・佐久市東御市
東山道清水駅跡(市史跡・小諸市
古代官道の駅跡の推定地
6 中世
・北高禅師墓碑(県史跡・佐久市
・大井城跡(県史跡・佐久市

鎌倉・室町時代の豪族、大井氏宗家の居城
・岩尾城跡(県史跡・佐久市
戦国の雄、依田信蕃終焉の城
7 近世
・五郎兵衛用水(県史跡・佐久市
江戸時代の新田開発を支えた用水
・御影陣屋(県史跡・小諸市
天領を治めた代官の陣屋
8 近代
・旧中込学校(国史跡・国重要文化財佐久市
現存する県内最古の擬洋風学校建築物
9 信濃国のなかの佐久
・日本最初の細石刃の発見…旧石器時代
・佐久に栄えた縄文文化縄文時代
・赤い土器のクニ…弥生時代
前方後円墳が築かれなかった佐久…古墳時代
・3つの牧と東山道…奈良・平安時代
信濃国最大のまちー岩村田ー…中世
・街道と新田開発…近世
・新時代への進取の取り組み…近代
10 文化財を活かした地域づくり
文化財は地域の宝
文化財は、地域づくりの核となる。
文化財は、観光遺産にもなる。
いずれも見ることができるもの、この目で見る努力をしよう!!
アメダス、最低気温は17.8度(4:20)、最高気温は27.7度(10:40)
日が出ないのに、蒸し暑い日でした。