サムサノナツハオロオロアルキ

今朝も、どんより曇り空。

連日、どんより曇り空、浅間山の上半分は雲に覆われたままです。
「大雨注意報」、今回期待した雨は、佐久地方にはとうとう1滴も降りませんでした。
裏の仮設グランド、今日は保育園・夏祭りのために、駐車場になりました。

長野県は、東日本と西日本の中間に位置するためでしょうか、東京は、雨が降っているというのに…。
アメダス、最低気温は19.3度(5:00)、日中の気温もさほど上がらない予報です。
二十四節気大暑とは思えない、この頃のお天気は、「オホーツク高気圧」による、湿った冷たい北東からの風がもたらしているようです。
この風は、「山背(やませ)」の風と呼ばれ、東北地方に冷害をもたらしてきました。
宮沢賢治雨ニモマケズ」の「サムサノナツ…」の原因と考えられています。
電子辞書『広辞苑』・「山背(やませ)」を一部引用します。
夏、北海道・東北地方の太平洋側に吹き寄せる東寄りの冷湿な風。
稲作に悪影響を与える。凶作風。餓死風。
若い頃、小林旭の「アキラノダンチョネブシ」に歌われた、フレーズを思い出しました。
別れ風だよ やませの風だ
俺を恨むな 風恨め…
「オホーツク」を、『宮澤賢治語彙辞典』(原子朗)から一部引用します。
〜北の寒気団がカムチャツカ半島近くに張り出したものをオホーツク(海)高気圧と言う。
この勢力が強い夏には寒冷な北東風(やませ・山背風)が吹いて小雨や雹まで降らせ、冷害をもたらす。
これが「サムサノナツハオロオロアルキ」であり、歴史的な飢饉、冷害、凶作の元凶である。〜
畑仕事の懸案だった「ジャガイモ(芋)掘り」、今日は絶好の日和です。
午前中から出かけ、日差しの弱い中を進めました。
その内に日差しが強く暑くなりましたが、東寄りの風が心地よく進めました。
程よい大きさの芋が採れました。

昨年に栽培した「マクワウリ(真桑瓜)」、今年はこぼれ種が芽生え、結実し始めました。

4時半を回った頃に「ひろば・賢治ガーデン」へ、「ヒオウギ(檜扇)」の花が咲き始めました。
アメダス、最高気温は24.6度(14:30)、終日、北東風が吹いて、涼しい一日でした。