「イネ(稲)」、それに「ハス(蓮)」も結実中…。

「ハス(蓮)」の花後。

昨夜は、久しぶりに「夕立」はありませんでした。
佐久地方には相変わらず、「濃霧注意報」…。
それでも、雲間に青空が覗き、秋らしい風が吹いています。
アメダス、最低気温は19.4度(4:10)、やっぱり涼しいです。
東北地方の太平洋側、続く低温が心配です。
今朝の新聞に、「夏の長雨 湿る心」の見出しが…。
コメ農家「収量減る」
海の家「客入り半分」

記事を一部引用します。
 8月に入り、関東や東北を中心に記録的な長雨と日照不足が続いている。農家からは農作物の生育を懸念する声が出ているほか、野菜の価格も上昇、海やプールでは人出が伸びず、お盆休みの集客に期待していた関係者からは悲鳴が上がっている。
 農作物に打撃
 米農家の心配について、記事を一部引用します。
 仙台市若林区では16日も断続的に雨が降り、コメ農家の木村浩市さんは「この天気が続けば、確実に例年よりも収穫量が減る」と不安そうに田んぼを見つめた。稲の成長が遅れ、稲刈りの時期は例年より10日ほど遅い9月下旬にずれ込む見通しだ。
 悪天候が続けば、コメが熟するのを阻害する「いもち病」の流行も懸念され、宮城県は16日、県内の自治体や農協などに薬剤散布などの対策を呼びかけた。(以下略)
宮沢賢治は、「雨ニモマケズ」で「サムサノナツハオロオロアルキ」と、書いています。
何年か前の不作で、タイ米を緊急に輸入したことがありました。
そのようなことがないように、お天気の回復を祈るばかりです。
「やませ」について、『日本大百科全書(ニッポニカ)』を引用します。
漢字で山背をあてることが多いが、現在、東北・北海道方面で凶作の原因になる風として広く注目されている「やませ」は、三陸沖より内陸に吹き込んでくる北東気流であり、山を背にして吹く風ではない。この場合はむしろ闇風(やみかぜ)からの転化とみるべきで、沖の闇のように暗い空から吹き出してくるのが実感である。これを病(や)み風の転化とする人もいる。(以下略)
我が家の田んぼでは、稲の結実が1周間ほど前から始まり、スズメによる食害に遭遇しています。
稲穂・籾が白く見えるのは、スズメの嘴によって、稲穂がしごかれ汁を吸われ、乾いた澱粉です。

見ると、畦際だけが白くなっています。

スズメが、稲穂に取り付きやすいんでしょうね。
そういえば近年、殆どの田んぼが「防雀」対策をしていません。
米価が安いので、「防雀」しても、ペイしないんでしょう。
「ペットボトル稲・陸羽132号(賢治米)」も、開花しています。

近寄って観ると、穎が開いて中から雄しべが覗いています。

「ハス田」では、大賀ハス」も結実中…


散水用の「如雨露」で、「はすぐち(蓮口)」とは、うまい表現ですね。
アメダス、最高気温は27.1度(11:50)。
夕方には、佐久地方に「大雨注意報」、今夜中に降るかどうか…。
明日は、朝から雨が降りそうです。