Fm放送、「佐久地方特産のプルーン」を話しました。

墓前に供える「お花」。(28.9.22)

早朝から雨模様、厚い雲で月明かりもありません。
アメダス、最低気温は15.9度(5:40)、一日中、雨予報です。
今日は、秋分の日」・秋のお彼岸の中日です。
雨が降らないうちに、早目にお墓参りを済ませました。
お供えする花は、昨日のうちに「景観保全作物水田」で採りました。
ヒャクニチソウ(百日草)」、「オミナエシ(女郎花)」、「ノコンギク(野紺菊)」です。
お墓では、大水が流れた跡に気づき、びっくり、野草の「スギナ」を片付けました。
落ちた「ギンナン(銀杏)」も、先日の台風13号によるものと、思われました。
午前中に、東御市のブドウ(葡萄)園に出かけ、「巨峰」を弟や妹に送りました。
生産の主流が「種無し」葡萄にかわってきているそうで、なるほどなと思いました。
駐車場のわきに咲く、「ダリア」の花が、曇り空の辺りを明るくしていました。

ダリアの花は、涼しくなると鮮やかになるとか…、「賢治ガーデン」や「景観保全作物水田」でも、これからが見頃になります。
「稔りの秋」、佐久地方でも「ふじ・リンゴ」が色づいてきました。
生産農家のお話では、雨のおかげで、いわゆる「玉伸び」がいいそうです。
10月に入ったら、いわゆる「蜜」が入るために、日照が欲しいそうです。
9月のFm放送で、「佐久地方特産のプルーン」を話しました。
標本として、「サンプルーン」や「ベイラープルーン」「食用ホウズキ」を持参しました。

(1)「プルーン」は、「西洋スモモ」の総称・俗称。
ドライフルーツ用に、カリフォルニアなどで栽培。
佐久地方では生食用が大部分。
分類上は、バラ科サクラ属、落葉小高木。
学名:Prunus domestica 和名:ドメスティカスモモ(李)」 英名:prune
ヨーロッパ南部、西アジアの原産、日本で栽培されるスモモの多くは、欧米で、西洋スモモと日本スモモの雑種からつくり出された、「ドメスティカすもも」で、ローズプラム、ソルダム、シュガープルーンが代表的です。
日本には、明治初期に欧米から輸入され、品種改良が進められ新品種が開発・栽培されています。
(2)佐久の主力品種、「サンプルーン」
佐久地方を代表する自慢のフルーツ。
臼田地区は、日本で初めてプルーンの量産化に取り組んだ地域です。
特に、臼田地区で誕生した「サンプルーン」は、全出荷量の60%を占める主力品種です。

食感はジューシーで、独特な甘酢ぱさが魅力です。
表面の白い粉は、「ブルーム」と言い、無害。
新鮮な証拠で、生産者は慎重に収穫し、扱います。

CD曲:「里の秋」(真理ヨシコ
(3)早生から晩生までの、多様な品種
佐久地方では、「アーリーリバー」、「ツアー」に始まり、中生種の「サマーキュート」、晩生種の「オータムキュート」「プレジデント」など、10種以上の品種を、7月中旬ら10月上旬頃まで、バラエティーに飛んだ品種が登場します。
近所の果樹園、「ツアー種」です。

望月・「こまがた直売所」で求めた、長野県農業大学校産の「ベイラー種」です。

(4)西欧では、「ミラクル・フルーツ」(奇跡の果実)
本来、ドライフルーツ用は「プルーン」と、生食・フレッシュな西洋スモモを「プラム」と、区別して呼んだようです。
佐久地方では、区別せずに生食用も「プルーン」と呼んでいます。
プルーンの生産は、世界的にはアメリカ合衆国カリフォルニア州が一番です。
収穫期に雨による裂果が起こりやすいため、日本国内では、雨の少ない長野県、北海道などで栽培・生産されます。
栄養素としては、カロテンが多め、鉄分が豊富と言われます。
食物繊維、ポリフェノール(抗酸化物質)、カリウムの効果も言われています。
(5)「サンプルーン種飛ばしグランプリ」
9月10日(土)、市民交流ひろばで開催。
開会セレモニーに続き、「プルーンの豆知識クイズ」15分間、続いてブルーシートを広げ、11時半頃から、いよいよ種飛ばし。
無事に、100名が飛ばし終わりました。
記録は、7メートル40センチ!!
(市民交流ひろば運営委員会 さくのわ・花ものがたりツイッター
夜、佐久ケーブルテレビ番組・「星のふるさと」で、秋分の日」について、解説がありました。

アメダス、最高気温は18.3度(11:40)。
大雨警報が出た、佐久市の雨量は21時までに5.5ミリでした。
明日も、雨の予報で、うんざりです。