寒気が流入、最低気温は、氷点下7.3度。

冷え込みの中、「ブロコリー」の花。(2

昨夜就寝時には氷点下5度…、厳しい冷え込みを覚悟していました。
今朝、廊下のガスヒーターの温度表示が6度…、日に日に下がっています。
アメダス、最低気温は氷点下7.3度(7:10)、予想より下がりました。

当然、庭先は強い霜で、シャクナゲ(石楠花)」の葉は、細く縮まり垂れています。
「赤星石楠花」です。

「細葉・遠州石楠花」、細い葉が縮んで、更に細く見えます。

今朝のお目当ては、「カマヤマショウブ」の株元…、見事な「氷の華」が観られました。
茎から滲み出た水分が、冷えて氷の華に変身したのです。

地面が完全に凍結するまで、あとしばらくは楽しめます。
「ひろば・賢治ガーデン」の「宿根サルビア」や「シモバシラ(霜柱)」では、どうかな?
寒いので、観察に出かける元気が…。
毎日、食べている「リンゴ(林檎)」、本命の無袋栽培「サンふじ」です。

二つ割りすると、「蜜(みつ)」が見えます。

「蜜(みつ)」が入ると甘い…、リンゴの蜜について調べてみました。
〜蜜の正体は「ソルビトール」という糖質アルコールの一種です。ソルビトールとは、葉の光合成によって作られる物質で、葉から果実内に運ばれます。そして、本来の甘味である果糖や蔗糖に変換されます。
〜しかし、リンゴが完熟すると、ソルビトールは糖分に変換するするのをやめてしまい、水分を吸収して「蜜」になります。
〜「蜜」があるということは、果実が完熟して甘くなった証拠です。
〜「蜜」そのものは、果糖や蔗糖の5〜6割ほどの甘さしかありません。
〜「蜜」は、保存中に、果肉に吸収されて見えなくなります。
また、「蜜」の部分から腐りやすいことが、経験上知られています。
島崎藤村:「初恋」には、初々しい想いがリンゴとともに歌いこまれています。
まだ、あげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前に挿したる花櫛の
花ある君と思ひけり

生家の本陣跡には「島崎藤村記念館」が建てられており、“初恋”の相手のモデルは、隣家の大国家の幼馴染のおふゆさんだとされ、リンゴの樹もその隣家の庭にあったものだといわれている。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜にも登場してきます。
「何だか苹果の匂いがする。僕いま苹果のこと考えたためだろうか。」カンパネルラが不思議そうにあたりを見まわしました。
「ほんとうに苹果の匂いだよ。それから野茨の匂いもする。」ジョバンニもそこらを見ましたがやっぱりそれは窓からでも入って来るらしいのでした。
松田司郎:『宮澤賢治 花の図誌』に、その情景について記述しています。
 ここでは、他人を押しのけて助かるより自ら生命を神の許に投げ出したものたちの象徴として描かれている。つまり、自己犠牲という「まこと」の行為を祝福するかのように、苹果の芳香が流れるのだ。〜
図書館に本を返しながら、新着本コーナーから、2冊借りてきました。
『草あそび 花あそび 秋冬編』と、『愛と感動 信濃路うたの旅(上)』
(2016.12.11初版発行)です。
「アオキ」の実でっぽう、「ミカン」の数当て すぐ試してみたいです。
偶然にも本日初版発行、興味深い内容です。
アメダス、最高気温は3.5度(14:00)、気温は上がりませんでした。
霜月十三日」のお月さまは、東の空にぽっかり昇りました。(16:09)