「豆太」、「烏の大尉」ゆかり、「霜月二十日」の月。

昨夜・「霜月十九日」のお月さま。828.

冬将軍、しばらくはお休み…」と、気象予報士によるうれしいお話…。
それでも、アメダス、最低気温は氷点下6.3度(6:50)と、厳しい冷え込みでした。
7時過ぎ、西空高く、昨夜・「霜月十九日」のお月さまがかかっています。(7:05)
浅間山」は、朝日を浴びて「紅浅間」に…。(7:07)

クリスマスツリーにお相伴の、ポインセチア」の造花です。
朝日を浴びて、生き生きとして見えます。

近年は、品種改良が進んで、色や形が多様になっています。

湯浅浩史:『花おりおり』から引用します。
 その名は歴史がもたらした。アメリカの初代駐メキシコ大使ポインセットは、米政府の意向にそぐわない立場をとったため、召喚される。その折に持ち帰った花からポインセチア属が作られた。現在はトウダイグサ科に移されたが、園芸名としては世界に普及、傷つけると出る乳液はかぶれる。
 クリスマスのシンボルカラーは赤。そのため、ポインセチアは赤が中心だった。それが今、色合いにぐーんと幅が。白、レモンイエロー、ピンク、さらに斑入り、霜降り模様などなど。マーブルもその一つ。大理石の意味で、白地に濃さの異なるピンクが重なる。1960年代終わりに登場するも、普及は近年。
孫娘がピアノの発表会で、記念にポインセチア」鉢を頂いてきました。

やっぱり、ポインセチアは赤色ですね、緑色の葉とのクリスマスカラーが魅力です。
天気予報通り、日中は暖かくなり春を思わせました。
アメダス、最高気温は9.5度(12:20)、明日はもっと上がり、10度以上になる予報です。
さて、今日は、一年に一度の「霜月二十日」…、二十日のお月さま観望が楽しみです。
2013.12.22、この日も「霜月二十日」、ブログ・「佐久の季節便り」に投稿してあります。

小3の国語教科書にも載っている、「モチモチの木」(斎藤隆介滝平二郎)の「豆太の月」。
それと、宮沢賢治:「烏の北斗七星」に登場する、烏の大尉・「青いひしげた二十日の月」です。
〜月が出たのです。青いひしげた二十日の月が、東の山から泣いて登ってきたのです。そこで、烏の軍隊はもうすっかり安心してしまひました。〜
今夜の「霜月二十日」のお月さま、月の出は、21:19(長野)、「更待月(ふけまちづき)」の名のとおり、夜が更けてから昇ります。
今夜も、山の高さ分として30分を加えて、21:49前に、ベランダで待つことにしましょう。
余裕をもってベランダに上がると、なんと山の端から顔を出している…。(21:44)

宮沢賢治も好んだ「二十日の月」が、山の端から昇りました。(21:45)