「佐久の季節便り」、「風花(かざはな)」が舞い、耳がちぎれるような寒さでした。

就寝中、何度か風音で目が覚めました。

冬型の気圧配置で、日本海側からの季節風が吹いているのです。

浅間連峰は、雪雲ですっぽり覆われています。

アメダス、最低気温は氷点下5.6度(7:00)、日中も気温は上がらないようです。

新聞の折込チラシに、「鼻顔(はなづら)稲荷神社」の「初午祭」が入りました。

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数年前から、祝日・「建国記念の日」に行われます。

朝のラジオでも話題になりましたが、今年は、今日が本来の「初午(はつうま)」です。

『高島暦』に、「みずのえうま」とあり、2月最の日つまり「初午」なのです。

薄日が差し始めましたが、冷たい風が吹き続けています。

そして、小雪がチラチラ風に舞っています。

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そう、「風花(かざはな)」が、カメラに収まりました。

昔の映画なんでしょう、ネットに紹介されていました。一部を引用します。

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『日本大歳時記』から、解説の一部を引用します。

晴天にちらつく雪で、風下の山麓地方に多い。上州地方では、脊梁山脈を超えて晴天に雪片が飛来することがあり、それを土地では吹越(ふっこし)と呼んでいる。かぜはな・かざばなとも言うが、かざはなというのが一番美しい。こういう美しい現象には、音声の効果を大事にしたい。(中略)今日では、俳人たちに最も好まれる冬の季題の一つになっている。その意味はもっぱ」ら、遠い山岳地方の風雪によって、晴天でも山麓の風下地方へ吹き送られてくる雪を指している。美しいイメージがあり、語感が美しいのが愛好される理由であろう。(以下略)

 風花の一しきりともいへず熄む (後藤夜半)

 日ねもすの風花淋しからざるや 高浜虚子

 

さて、今日は、旧暦・正月十六日は、「満月・望16/33)」です。

月の出時刻が17:14((長野)ということで、17:40には、2階のベランダに上がりました。

月の出・平尾山の上には、白雲がかかっています。

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薄暗くなった山の端に、キラリ、お月さまの光が…。(17:45)

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やはり、お月さまは、雲に隠れたり、出たり…。(17:49)

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とうとう、真ん丸お月さまが昇りました。(17:51)

「望16/33」を少し過ぎているので、右上がやや欠け始めています。

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アメダス最高気温は、0.8度(13:33)、辛うじて「真冬日」を免れた、寒い一日でした。

最大風速は、北西の風3.9メートル(14:00)

明朝は、また、氷点下2桁の冷え込みの予報が出ました。