「賢治を読む会」・10月例会は「ひろば」で実施。

「キチジョウソウ(吉祥草)」の花。

今朝も、佐久地方に濃霧注意報、浅間山も周囲の建物も、濃い霧の中…。
アメダス、最低気温は17.1度(3:30)。
霧が霽れれば、好天気になるお天気のパターンです。
「賢治を読む会」10月例会は、「ひろば」で実施します。
記念に植える、「サンシュユ(山茱萸)」の幼木、「キチジョウソウ(吉祥草)などを軽トラに積んで出発…。
もうひとつ、詩碑ひろばの「ギンドロ」の鉢植えも、皆さんに紹介するために…。
これは、花巻市の梅木さん、盛岡市の泉澤さんのご厚意で送られてきたものです。
『賢治研究』に、梅木さんが投稿・「泉澤竹男さんと銀どろ二世」のコピーも皆さんに読んでもらいました。
賢治ガーデンのシンボルツリー・「ギンドロ」、そのルーツはいずこか…?
依頼されて、賢治さんが黒沢尻南高校に届けた苗木は、どこで採取されたものか…?
賢治さんが、自ら「羅須地人協会跡地」に植えた「ギンドロ」の蘖(ひこばえ)であったと、私は信じて疑いません…。
皆さんの目も、そのように観てくれたはず…。
このロマンは、これからもずっと持ち続けていきます。
いつの日にか、梅木さん、泉澤さんにも佐久の地で、「それぞれのギンドロ」を観比べてほしいなと思っています。
開始の10時には、ジリジリと強い日差しが…。
賢治ガーデンの入口近く、賢治が好んだバラ・「グルス・アン・テプリッツ」が1輪咲いて、歓迎してくれました。
折角なので、「賢治ガーデン」の木陰を選び、丸太にかけてもらいました。
先日、10月5日、望月歴史民俗資料館講座に参加し、『月と季節の暦』栄作者・志賀勝さんの講演を聴き、「仲秋満月・月待ち」を楽しんだことを報告しました。
『月と季節の暦』、月の瞑想 紫式部 源氏物語の「十五夜」の内容も話題にしました。
 見るほどぞしばしなぐさむめぐりあはん月のみやこははるかなれども
続いて、CD音声による 宮沢賢治方言作品『うずのしゅげ』(おきなぐさ)より
「狼森と笊森、盗森」
を聴きました。
草木の観察は30分間、30種ほどを資料をもとに行いました。
「アワコガネギク(泡黄金菊)・「キクタニギク(菊渓菊)」、「ノコンギク(野紺菊)」が、秋の日に眩しく見えました。

マイクロトマト」「桃太郎ゴールド」には、感心しきりでした。
近くのお寿司屋さんで昼食会、その後の歓談で盛り上がりました。
今月のFm放送で話す予定の珍しい果樹「ポポー」、数は少ないが産直店に並ぶ情報が…。
上田市在住の会員が、帰り道に店に立ち寄り、幸運にも並んでいた「ポポーの実」を買っておいてくれました。
数が少ないので売り切れない内にと…、気を利かせてくれた親切心に感謝します。
産直店で受けとり、「ポポー」の入手先などを尋ねました。
栽培して、家庭で食べきれない分を産直店に出すのだそうです。
ビニール袋に包んであるのに、濃厚な香りが車内をつつみました。
早速、皮を剥いたり、輪切りにしたり、そして試食…。

以前に2回ほど食べた味が蘇りました。
口にしたとたん、やや薬っぽさが…。
ねっとり濃厚な甘さは、少しだけ食べるには合格点です。
好き嫌いがある果物かも知れませんね。
これで、Fm放送のネタが大体揃いました。
あとは、木に生っている状態を観察・撮影するだけです。
食べると言えば、「クロアゲハ(黒揚羽)」の幼虫が、よく食べて終齢の緑色に変身…。
昨日までは、「鳥の糞」に似せてのカモフラージュ。

脱皮して終齢を迎えると、食草の「ミカンの葉」に似せてのカモフラージュ。

見破ることができましたか…?
明日は、体を突いて刺激し、臭角を観察してみます。
夕方、燃えるような空…、明日は天気下り坂兆しか…。

アメダス、最高気温は26.1度(13:20)、「夏日」
長野県辺りは、秋雨前線の南側<・高温地域/span>ということでした。