「佐久の季節便り」、秋が深まり、「菊(きく)」の花が香ります。

昨夜の就寝時、ぽつりぽつり…、雨音が聞こえました。

おかげで、何度か目覚めてしまいました。

朝になり起き出すと、激しい雨音がしています。

6時半を回って、居間に降りると室温は19度、冷え込みは緩んだようです。

アメダス雨雲レーダー画像を見ると、長野県は、雨雲にすっぽり覆われています。

間もなく、雨音が激しくなりました。

アメダス、最低気温は15.6度(4:56)、予想では、間も無く雨雲は東に移り、晴れて気温は上がるようです。

庭先の「鎌柄(かまつか)」・別名「牛殺し」赤い実が、雨に濡れて…。

物騒な「牛殺し」の名は、昔は、丈夫な枝が、牛の鼻環に用いられたからです。

 

「ひろば・賢治ガーデン」に、約束の「野路菊(のじぎく)」の株を運び、定植しました。

ご存知、「らんまん」に登場した、素朴な野菊です。

佐久には自生は無く、「野路菊」株は、以前、千葉在住の妹からいただいてきたものです。

整った小さな葉が、特徴でもあります。

雨が降ったので、「伊吹麝香草(いぶきじゃこうそう)」・タイムを補植しました。

驚いたことに、土を掘ると雨水は、染み込んでいませんでした。

 

午後、岩村田城址・忠霊樋わきに植えた「菊」の様子を観に行きました。

各種「菊」の仲間が、いろとりどりの花を咲かせていました。

黄色の「泡黄金菊(あわこがねぎく)」、ピンク色の「兼六香菊」などが咲いています。

画面中央に、臙脂色の「巴錦(ともえにしき)」が…。

「巴錦」の花に近寄って観ると、花弁の裏と表との色が異なっています。

一昨年、「三本仕立て」菊を頂いて、楽しんだ後は、普通に育てています。

この株の三個の花に、輪台を付け、「三本仕立て風」」にしてみます。

小布施では、加賀藩「殿さま菊」の名で親し間れています。

葛飾北斎も、好んで「巴錦」の花を描きました。

小布施には、保存会があり、「菊花展」も開かれ、見学してきました。

 

アメダス、最高気温は22.1度(13:28)、最大風速は、西北西の風4.6メートル(12:30)でした。

雨量は、13.5ミリ(4時〜9時)でした。