予報通り、冷え込み厳しい朝を迎えました。
相変わらずの「濃霧注意報」が出て、空は曇っています。
アメダス、最低気温は2.6度(6:55)、日中も気温は上がらない予報です。
今日は、旧暦:十月朔日(ついたち)です。
異称・「孟冬(もうとう)」、文字通り、まさに冬の始まりです。
今年は、「十月桜(じゅうがつざくら)」の花が、あまり咲いてくれません。
晩秋の頃、夏のような暑さが続き、低温による「花芽分化」が遅れたことが原因と思われます。
我が家の庭先では、数えるほどしか咲きませんでした。
「浅間山」が初冠雪しましたが、例年よりは随分、遅れたようです。
岩村田城址の高台・Asama View Hill から撮りました。
白煙は、強い西風のために、東方に流れています。
招魂社の境内から岩村田公園に、歩を進めてみました。
白色の「山茶花(さざんか)」が咲いていました。
二十四節気・「立冬」、七十二候・初候 「山茶開(つばきはじめてひらく)」
「つばき」は「さざんか」のこと、まさに、暦通りの開花です。
「楓(かえで)」の紅葉は、そろそろ終わりです。
さて、ケーブルテレビ取材の本命は、「菊花」です。
忠霊碑の西端に植栽している「野菊」や「観賞用大菊」を紹介しました。
総称:「野菊」の「泡黄金菊」は、ご覧のように、盛りを過ぎていました。
今、盛りの白色の「野菊」は、NHK朝ドラ・「らんまん」で紹介された「野路菊(のじぎく)」です。
画面左端の薄紫色の大菊は、「兼六香菊」です。
若い頃、三本仕立てに、何度も挑戦した懐かしい菊です。
中央寄りに「北斎巴錦」、小布施では「殿様菊」の名で親しまれている、古典花の大菊です。
露地植えのまま、花を咲かせました。
また、輪台を取り付け、三本仕立て作りの真似事をしています。
名前の由来については、小布施の保存会で出版された冊子に書かれています。
加賀前田藩のお殿様が参勤交代の折に、気に入って命名した…。
また、高井鴻山のもとを訪れた、葛飾北斎が気に入り、「菊圖」を描いた…。
上ノ城区の各地で、「露地植え栽培」をしてほしいです。
また、「三本仕立て作り」にも、挑戦してほしいと願っています。
午後は、寒風が強まりました。
夕方、4時を回って、浅間の冠雪に夕日が当たって、「紅浅間(べにあさま)」が観られました。(16:30)
アメダス、最高気温は、9.6度(13.41)、最大風速は、北西の風3.3メートル(14時)でした。
寒風吹き荒ぶ、冬のような寒い一日でした。
明日の朝は、0度に下がる予報です。