「佐久の季節便り」、「サフラン」0.4gを、スーパーで購入しました。

寒さが本格的になってきました。

7時前に居間に降りると、温度計は11度を示し、厳しい冷え込みと分かりました。

新聞を取りに外に出ると、ミルク色の濃霧で、先が見えないほどです。

ほおに当たるは、「霜ではないか…、いや、霜そのものか…」。

アメダス、最低気温は氷点下5.4度(5:20)、連日の氷点下5度以下の厳しい冷え込みです。

今日は、霧が霽れても、日差しの温もりは期待できそうにありません。

 

読売新聞 コラム・編集手帳 引用します。

東京・浅草で大衆食堂を営む家に生まれた子供がいた。戦時中に強制疎開で食堂は壊され、神奈川の西の町に移り、そこで終戦を迎えた。◆浅草の友達に無性に会いたくなった。食べ物を土産にしたいが、家になかった。すると父親がかつて食堂で使った古鍋を風呂敷に包み、持たせてくれた◆途中、横浜の駅で思いがけないことが起こった。「何持ってんだ?見せてみろ」。口の異常に臭い男に話しかけられ、言われるままに渡すと古鍋を持って列車を降りていった。呆然と男の背を眺めた子供はのちに脚本家となる山田太一さんである◆講演録「テレビとわたし」から引いた。人はなぜ傷つくか。どう傷つくのか。それを取り巻くものは何か。山田さんがドラマを通して追いかけたものが垣間見られる原風景だろう。「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」といった作品群に描いたのは、時代や社会の影響を受けずに生きらない人の心の実に繊細な形ではなかったか◆山田さんが89歳で亡くなった。勧善懲悪でもホームドラマでもない。山田太一ドラマ、という市井を描くジャンルがテレビ界にあった。

社会面に 山田太一さん死去 一部引用します。

〜77年の「岸辺のアルバム」は、郊外の一軒家に暮らす核家族の崩壊を描いて話題を集めた。83年開始の「ふぞろいの林檎たち」は中井貴一さんや時任三郎さんらによる群像劇で、偏差値教育に傷ついた若者達の共感を呼び、シリーズ化された。

「人間とは」内面を探究 評伝 テレビドラマ時代描く 結論部分を引用します。

 「人間とは分からないもの」とも言った。山田ドラマは、視聴者に謎を残す作品が多い。平凡な人間にこそ分からない、深い内面があることを探究したテレビドラマ黄金時代の脚本家だった。(文化部 旗本 浩二)

醜い、人間の本性は、戦争・逃避行など、切羽詰まった時に現れるのだろう…。

『世界の果ての子どもたち』を読んでいて、実感されました。

 

先日、二階の部屋に取り込んだサフラン」鉢の花です

その後、花が萎れたので、赤い雌蕊の部分を採り、水に溶かしてみました。

これが、パエリア黄色の正体です。

でも、これだけの量では、使い物になりませんね。

スーパーに行って探すと、0.4グラム入りがありました。

以前、スペイン旅行で味わった「パエリア」が、今も忘れられません。

簡単レシピをネット検索すると、サフランライス」がありました。

近いうちに、「男子、厨房に入る」で、真似事をしてみようかと…。

サフランを0.2グラム使うと、たった2回分…、これは貴重品です。

 

アメダス、最高気温は8.1度(14:17) 最大風速は、西北西の風、2.5メートル(14:10)でした。

冬の到来を実感される、寒い一日でした。