「佐久の季節便り」、36.5ミリ、降り続いた、春の冷たい大雨…。

夜通し、雨音がしていました。

早朝にしばらくは、止んでいたようです。

居間に降りると、温度計は14度を示しています。

アメダス、最低気温は、5.1度(5:15)、雨は降り続くようです。

困ったなー、今日は「ひろば・賢治ガーデン」で、テレビ取材があるのに…。

9時のアメダス、雨雲レーダー画像、なぜか八ヶ岳地帯だけ白く、小降りのようです。

佐久地方は、また降り始めました。

約束の10時、「ひろば・賢治ガーデン」は、大降り、おまけに風も吹いて、手が悴むほどです。

「シェルターで、雨を避け、標本を見ながら説明を…」

先月と同じ方法で、やろうと考えました。

しかし、今日は、マイクが雨や風を拾ってしまいます。

急遽お願いして、「にじいろハウス」をお借りすることになりました。

ご厚意のおかげで、無事に取材が済みました。

実地・「賢治ガーデン」の植物の撮影は、晴れた時に、カメラを回していただきます。

放送日は4月1日、今から楽しみです。

 

「春」は、木の芽が「張る」、英名:spring…

「春雨」は、「木の芽起こし」、「催花雨」…

うるほえる天神地祇や春の雨 高浜虚子

春雨は、植物にとっては、ありがたい恵みです。

(1)「梅(うめ)」 学名:Prunus mume(むめ)

  英名:Japanese apricot   バラ科サクラ属落葉高木

「紅梅」は、花を観るための「観賞用」

 清 小納言は、紅梅は素晴らしい」と、… しかし、時期外れの「紅梅色」は、

「すさまじきもの」、「興醒めがする」と嘆きます。

「紅梅」は、寒い時期に咲いてこそ、美しいのです。

「竜峡小梅」は、果実を採る「実梅(みうめ)

伊那市のブログ仲間の投稿写真、「竜峡小梅」の梅林で、2月頃に開花し、春を告げます。

下伊那地方に自生の小梅から選抜された品種です。
「賢治ガーデン」では、園芸店販売の苗木を植栽し、花と、「カリカリ梅」漬け用の小梅の収穫を楽しみにしています。

(2)黄色の花が喜ばれる、花木たち

◯「黄梅(おうばい)」:モクセイ科落葉低木。

早春、葉に先立って枝垂れた枝に、6裂の筒状花

をつけます。中国では、春節の頃に咲く「迎春花」(インチュンフォア)

◯「茱萸(さんしゅゆ)」:ミズキ科落葉小高木。

江戸時代中期に、薬用植物として渡来し、現在は観賞用に庭木として、植栽されます。

小さな黄色の4弁花を多数、密集してつけます。漢名は、中国産の別種なので、牧野富太郎は和名:「春黄金花」と命名しました。秋には赤熟して食べられます。

雨の中、我が家の庭木・「山茱萸、まだ蕾で開花していません。

今夜の月も、雨雲に隠れてしまいました。

アメダス、最高気温は7.0度(13:50)、最大風速は、北東の風4.6メートル(17:30)

人間にとっては、冷たい風と冷たい雨でした。

昨日から、降り続いた雨、降水量は、14時間トータル36.5ミリの大雨でした。

内訳は、9.5ミリ(23〜6時) 23.5ミリ(9〜18時) 3.6ミリ(19〜20時)

これから、雨か雪が降る予報、明日の日中は暖かくなる予報です。