「佐久の季節便り」、残念!「如月の望月🌕」は、雨雲に隠れてしまいました。

今年の3月は雪や雨が続いて、やや異常と思われます。

今朝も、空は雨雲に覆われています。

居間の温度計は、12度を示し、気温は下がっていません。

アメダス、最低気温は5.0度(1:12)、日中も雨は降り続く予報です。

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今日は、旧暦:二月・如月(きさらぎ)十六日です。

二十四節気春分 七十二候・次候「桜始開」(さくらはじめてひらく)です。

昨日のNHKテレビ・「趣味の園芸」で、源氏物語の花」が放映されました。

「樺桜(かばざくら)」が紹介されました。

「樺桜」は、賢治童話の「やまなし」や「土神と狐」にも登場します。

花と一緒に葉も出ているので、「山桜」の仲間と思われます。

「如月の望月🌕」と言えば、西行法師の和歌です。

「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月の頃」

葉室 麟:『嵯峨野 花譜』に、西行桜が掲載されています。

一部を引用します。

二月になった。

ある日、胤舜は師の広甫から、ー 西行法師の桜を活けよ 

との課題が与えられた。

〜和歌を思い浮かべて活ければいいようなものだが、この和歌そのものに謎がある。

如月の望月の頃とは、二月十五日(新暦で3月半ば過ぎ)のことだ。

この日は釈迦の入滅の日でもあるとされるから、願わくば、お釈迦さまと仏縁を得て、桜が咲き誇るころに西方浄土に旅立ちたいと読める。だが、桜の時期としては、やや早いのだ。

 このため、この花とは梅ではないかという見方もあるが、西行は桜の和歌を多く作っており、そもそも和歌で花と言えば、桜のことなのだ。

〜建久元年(1190)、河内の広川寺で亡くなる。享年七十三歳だった。奇しくも没したのは二月十六日と一日違いであり、〜まさに和歌通りに生を終えたことになる。〜

 西行の桜という課題であれば、当然西行の最期について何がしかを伝えることができる活花でなければならないだろう。

 さらに、西行の桜と言えば、風雅の道を知るひとならば、能の(西行桜)を思い浮かべるだろう。

 世阿弥の作とされるこの能では、西行が住む京、西山の廬の桜が満開で大勢の見物人がやって来る。

 遠路の訪問者をすげなく断ることもできず庭に通すが、内心では迷惑な西行は、

 花見んと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の咎にはありける

と、和歌を口ずさんだ。その夜、西行は夢を見る。桜の精の老人が木陰から現れて、

ー 桜の咎

とは承服できないと言う。。それでも西行の知遇を得たことを喜び、京の桜の名所を数え上げてその景色を讃えて舞い、夜明けとともに去っていくという話だ。(以下略)

 

雨は、降り続いて、残念!「如月の望月🌕」は、雨雲に隠れてしまいました。

アメダス、最高気温は9.3度(14:37)、降水量は、55ミリ(9~19時)、まだ降り続いています。

 

明日も、本格的な雨降りになる予報です。

佐久ケーブルテレビの取材(「ひろば・賢治ガーデン」)では、工夫が必要です。