旧暦、霜月二十二日。お正月二日は、すばらしい冬晴れでした。

yatsugatake2005-01-02

今朝の冷え込みは半端じゃありませんでした。氷点下ゆうに二桁と感じました。
いつものように外に出て、まず、空を見上げて残月を探して、屋根の雪とともに写真に収めました。道を歩くたびに、「キュッキュッ」と、凍てついた雪が軋みました。ま冬にしか味わえない独特の触感と、音感といえるでしょう。
イチョウの梢、今朝の主はヒヨドリでした。周囲を睥睨しているように見えました。
日中は、雲がまったくない「日本晴れ」、穏やかで明るい日差しが積もった雪を融かしました。樋の中を融けた水が流れます。「水琴窟」を思わせる妙なる調べです。しばし、聞きほれてしまいました。
室内の蝋梅の蕾が暖かい日を受けて開き始め、よい香りを漂わせていました。
午後は、好天に誘われて双眼鏡を取り出しました。暮れに新調したものです。
ちょうど、カワラヒワが枝に止まって鳴いています。腹部がこんなにも黄色だったのか、それに厚ぼったい肌色の嘴。改めてバードウォッチングの楽しさを味わいました。
じっくりとお正月気分を味わった一日でした。