旧暦、水無月十一日。山は、「夏のシーズン」に入りました。

yatsugatake2005-07-16

7月中旬・三連休に合わせて、山は、夏のシーズンに入りました。
湯の丸高原・池の平湿原でも、今日からシャトルバスが運行されます。先ごろ、探鳥会が計画されましたが、都合で参加できませんでした。そろそろ、夏の花も咲いていることでしょう。
そこで、独自に植物観察を目的にして出かけました。小諸から、チェリーパークライン〜車坂峠(高峰高原)〜鹿沢温泉〜地蔵峠シャトルバス)〜池の平湿原(シャトルバス)〜地蔵峠東御市佐久市のコースです。
車窓から期待の植物(花)を確認しながら、わき見運転にならないように、ここはという所では、車を止めました。
道脇法面のベニバナシモツケが見事でした。下草を刈ってありましたが、さすがにその部分は残してありました。ほかに、ノリウツギの白い花、ヒヨドリバナニッコウキスゲなどが峠近くまで続いていました。
家から40分ほどで標高2,000メートルの別天地。足を延ばせるとは幸せなことです。車坂峠は、浅間連峰への登山口です。県外車も多く、にぎわっていました。
お花畑で、見たものは、ニッコウキスゲハクサンフウロ、シュロソウ、ノハナショウブ、アヤメ、カラマツソウなどでした。ここからは、群馬県嬬恋村へ下ります。未舗装、片側一車線の道、久しぶりに山道を味わいました。途中、珍しかったのは、ピンクの葉のミヤママタタビ、ヤハズハンノキ、イボタノキ、ウツボグサなど。下界に下りると、一面のキャベツ畑、話には聞いていましたが、「耕して山に登る」そのものです。もっとびっくりは、その広い畑に、モンシロチョウ、スジグロシロチョウの1匹も見当たりません。消毒が徹底しているのです。空恐ろしく感じました。
鹿沢温泉は、ホテルも建て替えられて結構にぎわっていました。
地蔵峠は、あいにくの霧雨でした。今日が、シャトルバスの初日、初乗りでした。
十数分で、池の平湿原に着きました。残念、傘を差して湿原を一めぐりしました。
テガタチドリ?グンバイヅル、オオヤマフスマ、ハクサンシャクナげ、アヤメ、ノハナショウブ、シナノオトギリ?シュロソウ、ニッコウキスゲなどでした。
車の走行距離は78キロ。全行程、4時間ほどの急ぎの自然探索でした。雨降り、花も、夏の盛りにはまだ早いようでした。
今シーズン、改めて来ることにしました。