葉月八日。11時の23.7度が最高気温、雨になりました。

yatsugatake2005-09-11

市立図書館で資料作りを終えて外に出ると、「スイフヨウ(酔芙蓉)」が咲いていました。
八重の花弁は、お昼が近いのにまだ酔いがまわらず殆ど白色のままです。右奥に見える昨日咲いたものは赤く萎んで、まさに泥酔状態?です。赤みがのらないのは、今日は曇り空で温度が低いためと思われます。
フヨウ、特にスイフヨウは興味深い花なので、図鑑などいろいろ調べてみました。
芙蓉の名は、古代中国ではハスの花に付けられ、これに水芙蓉の字が当てられました。潅木のフヨウは、ハスに匹敵する美しさから木芙蓉と呼ばれたそうです。
関東以西に多く植栽観賞されています。富貴な花容、清楚な花色に一抹の憂いが感じられるのは、薄命な一日花のイメージによるのであろうか。と、ありました。
また、湯浅浩:『花おりおり』には、『西渓叢話』は、三十の花をそれぞれ客にたとえて、芙蓉には酔客を当てる。という解説がありました。まさに、品種の「スイフヨウ」は、酔客といえます。
いただいた我が家のスイフヨウの鉢植え(挿し木・図書館のものと兄弟)も、先ごろから蕾が膨らんできました。もう少し秋が深まってから咲けば一層趣があっていいな、と期待しているところです。
さて、今日のお月様はこの曇り空では望み薄です。
実は、昨夜のお月様は日記を書いたあと僅かの時間、お顔を見せてくれました。