長月二十四日。薄日が差し、しのぎやすい日でした。

yatsugatake2005-10-26

里の紅葉が見頃になってきました。
うちの庭では、ナツハゼ(夏櫨)が自慢です。
この木の紅葉は独特で、夏の終わり頃から葉の色が紫がかってきます。
そして、秋になると黒みがかった赤色の深みのある紅葉になります。しかも、光を透かして見るときと光を反射させて見るときとで、色合いがまるで違います。
また、曇った日には、赤紫色にしっとりとした紅葉を見せてくれます。
画像は、透過光で見たナツハゼの紅葉です。
この紅葉が特別な訳はもう一つ、それは母の思い出です。
学生時代そして駆け出しの時代の手紙には、この紅葉が添えられていました。

用事のついでに、駒場公園に回ってみました。
カツラやシラカバの黄葉は、散り始めました。トウカエデの紅葉は観賞期間が長いのが特徴です。トウカエデの紅葉は木ごとに違って、個性的です。一樹種で、これほどの紅葉の美しいものはほかにありません。
散り終わるまで、まだ変わった表情を見せてくれます。また、公園を訪れて見ます。