長月二十九日。冷たい西風が吹いて、午後1時、13.6度が最高気温

yatsugatake2005-10-31

澄み切った青空に、紅葉が美しく映えました。
ナツツバキの赤茶色の紅葉は、なかなか渋くて大好きです。
今日も午後の西日を受けて、独特な色合いを見せていました。
よく見ようと近寄ると、葉の表面に虫が付いています。薄緑色の薄く透き通る翅で、全長が2センチほどの儚げな感じの昆虫です。
画像、真ん中少し上に見えるものです。
何ていう虫だろう?すぐ、ウスバカゲロウ(蜉蝣)が頭に浮かびました。でも、自信がないのでネットなどで調べました。
どうやら、クサカゲロウ(草蜉蝣)のようです。形は蜻蛉に似ているが小さく、緑色をしていて、翅は透明で美しい。この虫の卵が「優曇華うどんげ)」。特に、触覚は糸状で長いとの説明によって、他のカゲロウとは区別できました。アブラムシを食べる益虫だそうです。
それにしても、こんな寒い頃まで生きていたとは…。
クサカゲロウの「クサ」は「臭」の説もあったので、嗅いでみようと、葉に触れたとたんに、ぽろっと落ちてしまいました。やっぱり、儚い命でした。
明朝は、冷え込みそうそうです。寒さに弱いアザレアやフクシャの鉢を、あわてて軒下に取り込みました。里芋も、掘り上げてきました。