雨が上がり、予報より早く、10時には晴れました。

yatsugatake2006-04-12

植物にとっては、ありがたい雨でした。
画像、家の「カタクリ(片栗)」の花がようやく開き始めました。
蕾が上がってきてからすでに十日、寒さが戻ったりして足踏み状態だったのです。
カタクリの花の特徴と言えば、花びらの反り返りです。
広辞苑では、「〜紅紫色6弁に美花を開く。花被片は外曲反転し、下向きに咲く〜。」と、専門的に解説しています。シクラメン、別名「篝火花」も同様な花の開き方をします。
花言葉は、初恋、寂しさに耐える
学名は、Enthronium japonicum Decne (赤い花をつけるの意)
近頃は、園芸種の黄色や白花があるようです。
面白いのは英名、dog’s tooth violet  細い花弁を犬の歯と見立てたようです。
カタクリの古名は、「堅香子(かたかご)」です。『万葉集』に、大伴家持が詠みました。
もののふの八十をとめらが 把(く)み乱(まが)ふ 寺井の上の堅香子の花」
乙女らのにぎやかな声がひびく井戸端。見上げると、カタクリの花がひっそりと咲いています。


スプリングエフェメラルの代表格、カタクリです。結実の様子まで観察を楽しみたいと思います。
今日は、春日温泉に泊りがけで出かけます。山の様子はどうかな?
来週18日には、佐久穂町の「カタクリの里」に、自然探索に出かけます。
コブシ、ヤマブキ、アズマイチゲヒトリシズカなど、今年の春、里山はどうかな?
今から楽しみです。