「十月桜」の蕾が膨らんでいました。

冬越し中の「カシ{樫)」の葉。(24.3.

3月のFm放送日で、佐久平駅の放送局に出かけました。駐車場の周りの植え込みの樹木や街路樹は、まだ冬のままです。常緑樹の、「アセビ(馬酔木)」や「ジンチョウゲ沈丁花)は、蕾をつけたまま、冬越し中です。

画像、「カシ(樫)」の木の葉です。
常緑樹ですが、葉は変色して、黄みがかっています。

JR小海線八ヶ岳高原ライン)の高架橋の下を歩いて行くと、「ソメイヨシノ染井吉野)」、「ナナカマド(七竈)」「ネムノキ」、どの花芽も動き始めていません。
今年の春は、遅れ気味のようです。
ちょうど、高架をジーゼル列車が走行してきました。

早く着いたので、植え込みの「十月桜」の花芽を観ました。さすがに早咲き種、蕾が赤く膨らんでいました。

放送タイトルは、春の妖精…「カタクリ(片栗)」
(1)早春の雑木林を彩る花。
  やや湿った野原や林床に自生する、ユリ科多年草
  学名:Erythronium japonica
 ◯スプリング・エフェメラルの代表種
  日本語で、「春の儚いもの」「春の短い命」
  木の葉が茂らないうちに、日光を有効利用する。
  アズマイチゲニリンソウムラサキケマンなど。
(2)開花は、芽生え後7年…。
  種子に、「エライオソーム」という付属物あり。
  アリが好んで利用し、種子散布の役割をする。
  7〜8年目、2枚葉になってから花を着ける。
  15〜20年で枯死する。
(3)「片栗粉」の名と、山野草栽培。
  片栗粉は、地下の鱗茎に蓄えられた澱粉粒。
  かつて、雪国では、山菜として利用した。
  山野草の人気あり、園芸種が開発される。
(4)万葉集、「堅香子(かたかご)」の名で…。
  もののふの八十娘子らが汲みまがふ
  寺井の上の堅香子の花

  越中守時代、大伴家持の作。
  富山県高岡市の万葉歴史館に群生が観られる。
 ◯斑点のある葉や緑色の実が、独特の雰囲気を漂わす。
  かたくりは青き実となる恋ごころ
  風に吹かるる五月の峡(かい)に 
 (宮沢賢治
 ◯初春、季語 かたかご かたばな はつゆり
  かたかごに銀(しろがね)の日の懸りをり (石田勝彦)
  片栗の花の紫うすかりき (高浜年尾
 ◯花言葉:初恋、寂しさに耐える
(5)開花期に、「かたくり祭」
  近くでは、津金寺、布引山、佐久穂町曽原「カタクリの里」
  長野市里島 雪の多い地方、飯山市
  大町市は、死の花に指定。   
 ◎群生地に出かけてみましょう。

帰り際に、駅舎を見上げると「祝 地球環境高校甲子園出場」の垂れ幕が掲げられていました。ちょうど、対戦相手の抽選結果が発表されました。大会4日目に、大阪の履正社煌々と対戦することになりました。相手に不足のない強豪です。今から、楽しみ…。健闘を祈ります。

夕刊を取りに出ると、今夜も「木星と金星」が仲良く並んでいました。地上の建物・植物と一緒に撮りました。(18:42)

アメダス、今日の最低気温は氷点下4.2度(4時)、最高気温は4.3度(14時)でした。
明朝も、冷え込む予報です。