「八十八夜」。恵みの雨13.5ミリ、若葉が伸びます。

yatsugatake2006-05-02

ソメイヨシノが散り始めると同時に、若葉の季節の到来です。
今日は、「八十八夜」。
植物たちは、季節の変化を知っています。
長い間、黄金色の花を楽しませてくれたサンシュユレンギョウをはじめ、ヤマボウシ、ナツツバキ、ライラックなどの木々が一斉に、黄緑色の新芽を伸ばし始めました。
午前中のタイミングのよい雨降り、昨日のネギ苗植えは大正解でした。
ネギと言えば、収穫せずに冬越ししたネギが「ねぎ坊主」を擡げ始めていました。
種の保存の営みを、毎年忘れずに続けることに感心しました。
画像がその様子です。
その形が「擬宝珠(ぎぼうしゅ)」に似ているからとか、坊主頭のようで可愛いです。
「天ぷらにすると、おいしいよ。」と、誰かが話したことを思い出しました。種子を採るわけでもないし、このまま枯らしてももったいないな…。茎まで7〜8センチの長さに摘み採ってきました。
責任上、揚げるまでの仕事は自分がやりました。嚢状の苞葉部分はこわそうなので剥くと、茎の皮まで取れました。そして縦に二つに切りました。干しエビを混ぜて揚げてもらったので、掻き揚げ風の結構なおつまみになりました。
味をしめたし「一石○鳥」なので、またやりましょう。
寒いなと感じていたら、やっぱり霜予報が出ました。
諺、「八十八夜の別れ霜」とはならず、「八十八夜の泣き霜」になりそうです。