今日も、秋雨が40ミリも降りました。

yatsugatake2006-10-02

読売新聞(9.30)のコラム「倉嶋厚の季節アルバム」に、「吾も恋う」が載っていました。
9月19日、NHK総合テレビのトーク番組「スタジオパーク」に出演した内容で、著書『花の季節ノート』や「皆さんが選ぶ秋の七草」という興味深いものでした。アメリカに旅行中で観ませんでしたが、コラムで読んで分かりました。昨日、おばあちゃんも観て感心した内容を話してくれました。
番組進行中に続々と約2百通の回答が寄せら、花の種類は約30種に達したそうです。一部を引用します。
際立って多かったのはワレモコウ(吾亦紅)。千草の中から「私だって紅よ」と遠慮がちに顔を出している風情に、多くの人が秋を感じているらしい。吾木香とも書くのは、根の形がインド原産の木香と似ているからという。「吾も恋う」と書いた回答もあった。
この日、休耕田に咲いている「ワレモコウ」を改めて観察し、写真に撮りました。画像がそれですが、この花ほど撮影が難しいものはありません。ピントを合わせようがないんです。
若山牧水の詠んだ歌についても、紹介されていました。
吾木香すすきかるかや秋草のさびしききはみ君におくらむ
かたはらに秋ぐさの花かたるらくほろびしものはなつかしきかな
若山牧水は宮崎県出身だが、奥さんが信州人(塩尻市)で、よく長野県を訪れました。小諸の懐古園内に、「かたはらに…」の歌碑があります。この歌碑については、昨日のブログに書きました。
スタジオパークで選んだ秋の七草は、ワレモコウ、ヒガンバナ、コスモス、ソバ、ミズヒキ、キンモクセイ、メドセージだそうです。