今日はすっかり曇ってしまいました。

yatsugatake2007-01-28

先日、佐久平駅近くの駐車場植え込みに、画像、「ジンチョウゲ沈丁花)」の蕾が膨らんでいました。暖冬とは言え、寒さに強い花だなーと感心しました。
ジンチョウゲは、厳寒の佐久でもどうやら冬越しができるようです。でも、一般家庭にはほとんど見かけません。
子どもの頃に、長野市の母の実家で初めて出会ったとき、その強烈な匂いに圧倒され、花や葉の様子まで一緒に、印象強く心に残っています。 
興味深い花なので、調べてみました。
学名は、Daphne odora 英名は、Winter Daphne
Daphne(ダフネ)は、ギリシャ神話の女神の名で、「月桂樹(げっけいじゅ)」のギリシャ名でもあります。そう言えば葉の形が似ています。odoraは、芳香のある・香りのよい…に由来します。
中国原産、香りは沈香(じんこう)の香りに似ており、葉の形が丁子(ちょうじ)に似ていることから、「沈丁花」になったそうです。
  
蕾の様子を見ると今にも咲きそうですが、この状態で3ヶ月ほど過ごすそうです。花が開いて、香りを撒き散らすのはやっぱり、4月と、思われます。
沈丁花 いまだは咲かぬ 葉がくれの くれなゐ蕾 匂ひこぼるる
若山牧水の歌が、蕾の状態を的確に表しています。
花言葉は、「優しさ・おとなしさ」