旧暦九月朔日。雲多く、夜に雨になりました。

yatsugatake2006-10-22

旧暦、九月朔日。「菊月」の呼び名もあるように、菊の花が咲き薫る時期になりました。
開花の遅い野菊、「ノジギク(野路菊)」やイソギク(磯菊)も咲き始め、これで全部出揃いました。 
画像は、2週間ほど前のものですが、ノコンギク(野紺菊)、コンギク(紺菊)に挟まれて、ノジギクはまだ蕾です。「のじぎく兵庫国体」の頃でした。
野菊と言えば、菩提寺の「西念寺佐久市)」に、吉澤好謙(たかあき)=号は、鶏山(けいざん)の句碑があります。
「籬(まがき)など結うがくどさに野菊かな」
佐久市岩村田生まれ、長野県では郷土史研究・著作の先駆けとなった人です。江戸時代にタイムスリップして、ともに「野菊」を眺めている気分になりました。
竜脳に似た芳香がする、「リュウノウギク(竜脳菊)」と、葉の形も楽しいノジギク(野路菊)」、どちらも観賞価値のある野菊です。